第1話 ツルピカ男とダンボール男の巻
チエのクラスで春休みに普段と違う体験をして作文に書く宿題が出る。ヒラメはチエの店で働くことにするが、チエはテツが仕事をしないことをヒラメに話していなかった。テツはおジィに散髪代をタカった罰で、おバァに頭を剃られる。そしてもう一人、団長も先日の反省で頭を剃りチエの家を訪れていた。そこでチエにチャリを残したことを突っ込まれ、さらにテツも頭を剃ったと聞いた団長はテツも反省したと誤解して浮かない様子で帰ってしまった。
第2話 ガマンのテツの巻
今日はヒラメが手伝いに来る日。そこでチエはどうやってテツに店にいてもらおうかと悩む。しかし結局、現金を見せるとテツは快諾。ヒラメも到着して開店となった。この日はテツがいたため、客が気を使って仕事はスムーズに進んだ。テツも現金をチラつかせてあるので、いつものようにゴネようとせずひたすらガマンを続ける。しかし、閉店まであと一時間と迫った時、ヤクザの二人組が店にやって来てしまう。
第3話 ガマンにガマンにガマンのテツの巻
閉店間際に来たヤクザの客。いつものテツなら完全にどついている所だが、現金のためひたすらガマンし続ける。しかしガマンのし過ぎで半分おかしくなったテツはヤクザが店を出る時にタダで良いからまた店に来て欲しいと頼む。それからテツに変化が訪れた。朝から店を開け、例のヤクザをひたすら待ち続けて、その他のことには反応しなくなってしまった。こんな状況なので店にはしばらく一人も客が来なかったが、ついに例のヤクザが現れる。
第4話 ヤーさんが二人消えた!!の巻 その①
始業式の日、マサルはチエを学校に誘う。もちろん悪口のためだ。マサルは私立探偵に扮してチエの店を張り込んだ結果を体験作文に書いて、それを読み始めるが、チエはあまりこたえていない。しかし、マサルは得意げにこれは前編だと言い出し、続きを読み始める。マサルの話では最後の日にヤクザが来てテツはすぐに店を閉め、その後ついにそのヤクザは店から出てこなかったらしい。マサルは話を続けるが始業ベルが鳴り、探偵っぽくコートを着ていたマサルは転んで遅刻してしまう。
第5話 ヤーさんが二人消えた!!の巻 その②
この日、マサルは学校に忍び込むテツを二度発見する。テツは最近人をどつくのに飽きたと言い回っていたが、百合根はテツがそう思うとは考えられないと疑う。そして、もしかしたら刑事を名乗るヤクザを最近見たことと、テツが何か関係しているのではないかとカルメラ兄弟に話す。一方、いなくなった客を取り戻そうと張り切るチエの前には、またマサルがいたがチエは無視する。しかしその後すぐに、例のニセ刑事がマサルを呼びとめた。
第6話 ヤーさんが三人消えた!!の巻
マサルが会ったニセ刑事もテツに見つかってから姿を消してしまった。そして百合根は最近テツが持ち帰るお好み焼が二枚から三枚に増えていることから、最近消えたヤクザをテツが「飼っている」のではないかと推測する。一方、そのテツは団長に声を掛けられる。その頃チエの店には拳骨が来ていて、最近テツが人をどついてないという話をチエから聞いていた。そこへミツルがやってきてヤクザの捜索願いが出た話をする。
第7話 良い子の作文は体に悪いの巻
テツと団長はうどん屋で話し、意見は噛み合わなかったがヤクザが嫌いというところで始めて一致する。一方、拳骨はテツがヤクザを人質に取っていると推測していた。そしてチエが話した「学校」、「講堂」という言葉に反応した拳骨とミツルはチエを連れて学校へ向かった。同じ頃、学校ではテツが団長を連れて来ていた。テツはヤクザをどつかしてやるというと、講堂の舞台下へ入っていった……。騒ぎが一段落した後、チエの家に拳骨がヒラメの体験作文を持ってきた。
第8話 トモダチって何?の巻
最近出番のなかった小鉄とジュニアの話。いつものようにノイローゼ気味のジュニア。小鉄はそんなジュニアに友達だから心配していると声を掛ける。するとジュニアは友達という言葉に敏感になり、釜虎と小鉄が対決した時の話を始める…。ジュニアはオヤジ(アントニオ)の友達の釜虎が、自分の友達の小鉄とやりあったこの出来事で、友達の意味がわからなくなっていたのだ。しかし、それを聞いた小鉄は最後に「おまえはもお大丈夫さ」と言って帰っていった。
第9話 胸騒ぎの命日の巻
この日はチエの家でおバァがずっと外を睨みつけていた。その気配を感じたのかテツが立ち止まり、郵便配達員を使って中の様子を確かめさせようとする。しかし小包のカステラに誘われ家に入ってしまう。まんまと捕まったテツは拳骨の家に一家揃って行くことになる。この日は拳骨の妻の命日で、チエとテツは拳骨のリクエストで呼ばれたのだ。そして拳骨はもう一つのリクエストを待っていた。それはミツルが持って来た昔のアルバムだった。
第10話 アルバムを見る時は落ちつかないの巻
アルバムを見る時は落ちつかないの巻……あらすじ拳骨の妻の命日は拳骨の妙なお経で始まり、そのお経が終わったところで各自それぞれ拝むことになった。テツ以外の全員が終わるとテツは皆を仏壇の部屋から出し、拳骨の妻に拳骨やヨシ江の恨み言を大声で言い始めた。そんなテツを無視した皆はアルバムを見ることにした。そこにはテツやミツルの小さい頃や学生時代といういろいろな写真があったが、拳骨の一番見たがっていたテツとヨシ江の写真は一枚だけだった。しかし、次が拳骨の妻の写真と知ると突然拳骨は慌てた。
第11話 花井恥ずかしアルバムの巻
この日、チエはヒラメに拳骨の妻の写真を見せようと家に誘った。するとテツがいて何かをしていた。テツはミツルから借りた拳骨の妻の写真でアルバムを作って、拳骨に嫌がらせをしようとしていたのだ。そして結局、チエ達は写真の選別役にさせられてしまう。チエは後でそのことをヨシ江に話すと、ヨシ江はテツが拳骨の妻の写真を大事にとっておいていたと勘違いする。一方、テツは拳骨にどつかれた後、渉に拳骨の妻の話を聞かせていた。
第12話 ジュニアの憂ウツの巻
雨の降る日、ジュニアはこの間のことで小鉄に謝ろうとチエの家を訪ねる。しかし小鉄は不在。代わりにチエが相手をしてくれるが、チエの一言一言が今のジュニアにはどれもこたえていた。その頃、小鉄は釜虎と一緒にいた。そこで釜虎は自分の過去と小鉄の噂について話し、最後は弾き語りを始めた。そしてジュニアがチエの店を手伝っている時に小鉄は帰ってくるが、さっきの釜虎の歌でフラフラになっていた。ジュニアはその様子をみてさらに落ち込んでしまう。