コミックス資料館

30巻イメージ

第30巻 <もくじ>

梅雨の出前「ラーメン一つ」の巻
梅雨の出前「ラーメン三つ」の巻
「リメンバーヘルクラブ」の巻
男は黙って「ばくだん」!?の巻
堅気屋突撃の巻
フルチン・カブの巻
暑い夏のすごし方の巻
即席太極拳の巻
早朝氷食べ放題の巻
呪いのパッチワークの巻
お化け退治の巻
それぞれの反応の巻
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第1話 梅雨の出前「ラーメン一つ」の巻
チエは雨降りでやることがなく勉強をしようとした。しかしテツに邪魔をされてはかどらない。仕方なく二人はおバァの家へ行くが、映画もテレビもロクなものがやってない。そこでテツはカルメラ亭に出前をとろうとした。それを見たおバァはテツを制止して、それならと皆で大雨の中、カルメラ亭に行くことに。その時、店に出前の電話が入る。注文は「ラーメン一つ」、そして場所は「堅気屋」だった。カルメラ弟がしぶしぶ出前を持って行くが、ラーメンを頼んだのは百合根ではなく懐かしい“あの男”だった。
第2話 梅雨の出前「ラーメン三つ」の巻
テツとチエは昨日の出前を酔った百合根の仕業だと思いこんでいた。しかし実際は地獄組のボスの仕業だった。彼は百合根の所に泊まり込んでいたのだ。放課後に、チエはヒラメを連れて百合根の様子を見に行くことに。ちょうど道でドンブリを持った百合根に会ったチエは事のあらましを聞いた。家ではテツが「一人カブ」をやって盛り上がる最中。チエはややこしい事にならないよう、テツに百合根がまだ酔っているとウソをつく。その頃、カルメラ亭に再び出前の電話が掛かってきた。今度は「ラーメン三つ」という謎の注文を承けるのだった。
第3話 「リメンバーヘルクラブ」の巻
百合根の家では、居候が地獄組のボスと子分、そして謎の男の三人に増えて大変な状態に。しかし急に子分がお好み焼屋を飛び出してチエの小学校へ向かった。子分はチエに地獄組のボスの“たくらみ”を暴露しようと来たのだが、チエは学校に来られては迷惑とすぐに追い出してしまう。やがて放課後に。チエが家に帰ると、テツが地獄組のボスから届いた“挑戦状”を見て笑っていた。一方のボスは、昔の地獄組ビルの前で雄叫びを上げてテツへの復讐を宣言するのだった。
第4話 男は黙って「ばくだん」!?の巻
テツはチエの目前で挑戦状を破って出かけてしまった。チエは挑戦状の文面を見るために苦労して並び替えるはめに。その最中、不機嫌な顔をした百合根がチエの店に来て、何も言わずに呑み始めてしまった。一方、テツは地獄組の誘いでお好み焼屋に来ていた。そこには世界一のカブ師を名乗る「ミラクルハッチャー」という外人がいた。テツとハッチャーとのカブ勝負がやがて始まる。ようやくビリビリに破かれた挑戦状を解読したチエは百合根に一暴れしてもらおうと、特級と偽って「ばくだん」を呑ませていた……。
第5話 堅気屋突撃の巻
チエが渡した「ばくだん」を一本空けても百合根はまだ健在だった。百合根はさらにもう一本頼んだが、チエの店にはもう無かったので仕方なくおバァに協力を願う。一方、バカツキ中のテツだったが、やがて遂にハッチャーが勝つ。しかし、テツがハッタリでインネンをつけるとハッチャーの袖から本当にカードが出てきてしまう。さらにハッチャーの正体が日本人「ハッちゃん」であることもバレてしまい、ボス達は裸にされてしまう。カブ勝負は泥沼に……。その頃、チエの店では百合根が本格的に出来上がっていた。チエは泥酔の百合根をなんとか堅気屋まで連れていこうとするが……。
第6話 フルチン・カブの巻
ようやくチエの店を出た百合根だったが、至る所に激突し、遂にはビールの自販機を壊して、出てきたビールを呑み始めてしまう。一方、イカサマ防止のために地獄組のメンバーたちを裸にしたテツだったが、地獄組のボスの挑発で自分も裸になってしまう。しかしそれでもテツのバカツキは変わらず。地獄組のボスはついに最後の手段を取ることにした。女装をしてテツをビビらせようというのだ。しかし、その時、ビールで「ばくだん」の酔いがちょうど良く薄まった頃合の百合根が乱入……。場が収拾がつかなくなり、大混乱に。
第7話 暑い夏のすごし方の巻
テツはあまりの暑さに「暑ッ」を連呼していた。そんなテツにウンザリしているチエのところに周が“早朝太極拳”のハリ紙を持ってやって来た。チエはヒラメと参加することに。やがて、マサルが来てチエに文句を言い始めた。マサルが母親にチエの店のハリ紙を見て参加するよう言われたのが原因だ。チエは小鉄にハリ紙を目立たない場所に貼らせたはずなので不思議に思ったが、実は小鉄はテツに破られないよう店の看板に貼っていて逆に目立っていたのだった……。
第8話 即席太極拳の巻
早朝太極拳はマサルの母が最初の姿勢でいきなり腰を痛めてしまい、この日は中止になった。チエの店に来て例のハリ紙を見た拳骨は不審に思う。周が太極拳をしているところは見たことがないと言うのだ。さっそくケガ人が出たと知り拳骨はテツを連れて周の家に向かう。家では周が「太極拳入門」の本を読んでいる最中。やっぱり素人だったのだ。周はヒラメのために素早い動きのいらない太極拳を始めたのだったが、すでにヒラメはそのことに気付いていた。大人の無理な気遣いに傷つき、悩むヒラメだった。
第9話 早朝氷食べ放題の巻
この日の太極拳にはなぜかテツもカルメラ兄弟を連れて参加していた。するとそれを見たマサルの母は昨日治ったはずの腰痛を理由に帰ってしまう。やがて皆が集まったところで周は今日から太極拳ではなく相撲道場になったことを伝える。最初はやる気の無かったテツもかき氷につられて参加し、この日の練習は順調に終わる。しかし皆で氷を食べていた時、マサルは相撲をするくらいなら腹を壊そうと考え、氷を三杯一気食い……。こうして病人を出した周は拳骨の逆鱗に触れ、早朝相撲道場も終了してしまった。
第10話 呪いのパッチワークの巻
早朝相撲が終了し、チエはヒラメと一緒に洋裁をやろうと誘った。そこで二人は生地探しに行くが、カルメラ兄弟に生地屋がつぶれてしまったことと、その後誰もいないはずの生地屋に夜中お化けが現れて、店に残った端切れをパッチワークしているという噂話を聞く。その話が頭から離れないチエは、すかさずテツに話して自分は楽になろうとした。お化け嫌いのテツは話を聞いて真顔になるが、横で聞いていたおバァはテツにそのお化けを捕まえるように命じる。テツはひっくり返ってしまった。
第11話 お化け退治の巻
テツはお化けの話を聞いてから真面目に働いていた。しかし、限界が来たテツはミツルにお化けを捕まえさせようと考えた。そこでお化けのことを知らないミツルのためにカルメラ兄を呼ぶが、仲の悪い二人は話をしない。仕方なく家に帰ったテツを待っていたのは、定休日を利用してお化け退治を計画したおバァだった。おバァは自分もお化けの格好をして例のお化けをビビらせようと生地屋へ近づく。おバァとお化けのご対面……。おバァを見た生地屋のお化けはカルメラ亭に助けを求めてきた。
第12話 それぞれの反応の巻
チエ達は前々から言っていた洋裁をヨシ江に教わることになった。まずは作るものを見つけようと商店街の“手作りの店”へ行くことに。そこでヒラメは鍋つかみ、チエは電話敷きを作ることに決めた。そして製作が始まったが、チエは丸が難しいので形を四角に変えた。しかしおバァに雑巾と言われてしまったチエは、ムキになって雑巾を作っておバァに渡した。こうして目的の作品も出来上がる。しかし、その後ヒラメからヒラメの母が鍋つかみを大事に飾った話を聞いたチエに、またタイミング悪くおバァよけいなこというから再び大騒ぎに……。