購入リンク

『春までのセンセイ』(早見和真) ひとりの教師と32人の生徒が向き合う「最後」の1年 主役も脇役もいない、
誰のことも取り残さない物語、誕生。 読書メーター
読みたい本ランキング
単行本部門
週間1位(集計期間:2026年6月30日〜7月6日) 2026年9月16日(水)発売予定
イラスト:トウナミ

あらすじ

東京都杉並区にある私立稜花女学院中学校。新年度に発表された3年E組の担任は、加賀美秀彦という中年の国語教師だった。最初は冴えないと思っていたけれど、先生の言葉はなぜだか心に響いてくる。それなのに夏休み直前、先生は病気で学校を辞めるというウワサが流れて……。

無料お試し版

第1章「4月」無料電子版配信中

Kindle Rakutenブックス Kinoppy honto

著者メッセージ

「今日、この時点の、僕の代表作です。」早見和真

全国の書店店頭を彩る豪華両面印刷拡材をご紹介

POP_A POP_B

書店員感想

ここまで明確に「あぁ、あの人に読んで欲しいな」と誰かを思ったのは、この本が初めてかもしれません。読んでいてたくさんの顔が思い浮かびました。私はこの物語にいる訳ではないのに、不思議と一体化して感情移入してしまうほど登場する一人一人に心を感じます。早見さんが描く加賀美先生の生き方に触れ、生きる力が込み上げてくるようでした。 須原屋 コルソ店 岩谷 妙華さん(埼玉)

読み終わり、まだ泣いてます。誰にもらい泣きをしたわけでもなく、ボロ泣きです。大人になってなかなか泣かなくなったと思っていたのに、堪えきれない何かがあります。
どうして彼女たちの一人一人をきちんと解析度高く読み進められるのか不思議です。誰一人として被らないしちゃんと個人として確立していて、全員が大好きになりました。彼女たち一人一人の考えが全てわかるわけないと思いますが、聞いてください、わかります。15歳を過ごした人たちはみんなわかるのではないでしょうか。それくらいにリアルで生々しい全てを曝け出した姿がありました。
15歳の自分に読んでほしい、出会ってほしい、3年E組でわたしも一年間過ごさせてほしい、そう思う作品でした。今からじゃ間に合わないけど、15歳の自分を抱きしめながら読みました。今を生きている中高生に届いてほしいなと思います。
自分の頭で考えて覚悟を決めること、そんな当たり前のことができない世界だけど、読み終えたわたしは「今日を大切に生きたい」、その今日を重ねていきたい、と思いました。「今日一日だけがんばる」を忘れたくないです。
この本、大事に自分の中の大切な日に読む本にしたいです。 くまざわ書店 西新井店 中沢 雅さん(東京)

私も加賀美先生に、中学生の頃出会いたかった。
誰一人取り残さず、ひとりひとりの15歳を丁寧に見つめた物語です。
読み返すたび、不思議と心を重ねる相手が変わります。あの子の孤独に涙したり、別の子の強がりが痛いほどわかったり。そのたびに、友達や先生という存在が、どれほどかけがえのないものだったのかと気づかされます。
教師と生徒の物語にとどまらないところが、この物語の魅力です。言葉が、一人ひとりの心に根を張っていく。その尊さに、何度も胸を打たれました。
加賀美先生、一生忘れられない先生になりました。 紀伊國屋書店 新宿本店 新井 沙佑里さん(東京)

気がつけば笑っていました。微笑というやつです。そして同時に涙が溢れていました。どちらも当然無意識です。
理由を後付けするのなら、生徒達の真っ直ぐさと、頑張りと、そして無茶苦茶さが微笑ましかった。
それを見守る先生もまた、先生らしくて、でも、先生らしくもなくて無茶苦茶で。
生徒達が変わっていくところや、ぶつかり合うところ、人の一生懸命な姿がまばゆくて…。
言葉にできないとは、こういう、ただただ心に真っ直ぐに響くときに出てくるものなのですね。 紀伊國屋書店 相模女子大学ブックセンター 藤井 亜希さん(神奈川)

令和に瞬く、六十四の瞳。ただ、ただ、感動。中学三年生のこの時はただ一度きり。3年E組の一人一人の中にあの頃の私も、今若き時を生きる我が子も一緒にいる。友情、思慕、屈託、今日一日を精一杯生き切ることで過去も、未来も輝く。愛おしく、切なくて、そして本当に素晴らしかった。 精文館書店 豊明店 富田 晴子さん(愛知)

この作品の何がすごいって、32人の生徒全員にスポットライトが当たり、一人一人の心情、生活、人生がしっかりと描かれている…!
この子は私だ、見逃さないでいてくれてありがとうと、そのことだけでも胸がいっぱいに…!
誰一人取り残さないという、早見和真さんと加賀美先生の想いが重なって、この物語が紡がれていく…めちゃくちゃ良かったです。
学生時代は教師の言葉が響かなかったという人が多いはず。もちろん私もそうでした。ですが、加賀美先生の言葉はひとつひとつが響く。頭の中だけでなく、心に入ってくる。そして、今日一日だけがんばることの大変さ、今日一日だけがんばれることの素晴らしさ。読んでいると、それがひしひしと伝わります。
また、加賀美先生の言葉を受けて、生徒達の心が成長していく姿にグッとくる…!!
最初はちょっと嫌だな、友達にはなれないかも…と感じる生徒たちも、気付けば全員大好きになっていました!笑 みんなみんな良い子!!
こんな先生に出会いたかった、3年E組の一員になりたかった…そんな風に思える素晴らしい作品。

ただなんとなく生きている毎日が、とてつもなく大切に思えてくる。あらゆる瞬間が尊いものだと気付くことができる。
これは読者一人一人の物語でもある、素晴らしい一冊でした。 TSUTAYA サンリブ宗像店 渡部 知華さん(福岡)

感想をもっと読む

お知らせ

著者プロフィール

早見和真はやみ・かずまさ

1977年、神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。15年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。20年『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞、山本周五郎賞を受賞。同年『店長がバカすぎて』で、25年『アルプス席の母』で本屋大賞ノミネート。その他の著書に『笑うマトリョーシカ』『八月の母』『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』「かなしきデブ猫ちゃん」シリーズなど、ノンフィクション作品に『あの夏の正解』『ラストインタビュー─藤島ジュリー景子との47時間─』がある。