家康の天下取りを
“雑兵からの視点”で描いた
戦国足軽出世物語、いざ開幕!
桶狭間の戦いから3年——喧嘩のはずみで人を死なせ、村を出奔した17歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門に拾われる。折悪しく、三河では一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は一揆側につくことに。武士人生ののっけから、立身出世どころか国守に弓を引く謀反人になってしまった茂兵衛。波乱の世に漕ぎ出した新米足軽の運命やいかに!?
夫婦で、茂兵衛さんの応援団のように、なってます。元気がもらえる、このシリーズが大好きです。
(60代女性)
人生がかわりました!歴史に興味もなく歴史小説なんて読んだ事もなかったのに。 今では何度も読み返して、茂兵衛がかかわった城めぐりが趣味になりました。
(50代女性)
私は会社員なのですが、何か茂兵衛と共感できる部分が多く、感情移入しながら、自分が茂兵衛になった気持ちで読んでいます。
(50代男性)
甲冑や戦術、武器の説明はとても興味深く、私には難しい漢字の読み、四字熟語の意味を調べる事も楽しいです。
(60代女性)
様々な歴史長編がある中で、一雑兵にフューチャーした、その視点が、大変面白く、いつもドキドキしながら、読ませてもらってます。
(40代男性)
史実に基づいたストーリー展開。合戦描写 もリアル。テンポも良い。感情移入して読んでいます。
(60代男性)
茂兵衛の成長が自分の事の様に嬉しく思います。 乱世の悩みから、惑いながら無骨に生き抜く姿は人間味にあふれ、勇気を与えてくれます。
(60代男性)
戦国時代の物語として、一番下層の兵から見ており、今までになかった視点で大変に興味深い。
(70代男性)
雑兵からみた天下取り、殿様に文句たらたらでも忠義をつくすのがサラリーマンにも通ずるとこがあって心ひかれました。
(50代男性)
徳川方から見た戦国時代 の人々の生き様が生き生きと描かれていてその場で見ている如きであきません。
(80代男性)
植田茂兵衛
三河国渥美、植田村の17歳の百姓。鬼瓦のような面構えで、赤銅色に焼けた体は大きく、筋肉質。13の春に父を亡くしてから、母と妹3人、弟1人の家族5人をひとりで支えてきたためか、狷介な性格で、村人からは乱暴者扱いされている。頼りない弟・丑松をいじめた不良たちに仕返ししたところ、弾みでその中の1人を殺めてしまい、村を出奔。松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。のちに家康の足軽となり、その天下取りの歩みに沿って数々の戦場を渡り歩き、少しずつ成長していく。
新米足軽 茂兵衛の出世年表
年表をすべて見る
第1巻あらすじ
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17歳
故郷・植田村を出奔
夏目次郎左衛門の郎党になる
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18歳
三河一向一揆終結
家康の直臣になる
第2巻あらすじ
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23歳
掛川城攻略
狙撃され重傷を負う
第3巻あらすじ
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姉川の戦い
24歳
足軽小頭に昇進する
第5巻あらすじ
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30歳
足軽大将に昇進(鉄砲頭)
高根城の城番になる
第6巻あらすじ
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34歳
浜松城に帰還
五十人鉄砲頭になる
第7巻あらすじ
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本能寺の変
(伊賀越え)
36歳
長女・綾乃誕生
第8巻あらすじ
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37歳
長男・松之助誕生
大久保忠世の寄騎として信州へ派遣される
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第9巻あらすじ
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第一次上田合戦
39歳
真田の捕虜となる
第10巻あらすじ
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40歳
家康の馬廻になる
第11巻あらすじ
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41歳
侍大将になりそこねる
(鉄砲百人組頭)
第13巻あらすじ
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45歳
1月
一族郎党を引き連れて江戸に引っ越し
(三千石に加増)
第14巻あらすじ
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48歳
2月
家康の京滞在に伴い、
指月伏見城下の
徳川屋敷に入る
第15巻あらすじ
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6月
大岡弥左右衛門が、
一人娘の綾乃の入り婿となる
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書評家さんや著名人、担当編集による
本の内容紹介やオススメポイント!
漫画家わこが
「三河雑兵心得」読んでみた!
井原忠政
2000年に、脚本「連弾」が第25回城戸賞に入選し、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。主な作品に『鴨川ホルモー』『THE LAST-NARUTO THE MOVIE-』などがある。2016 年『旗本金融道(一) 銭が情けの新次郎』で時代小説デビューし(経塚丸雄名義)、翌年、同作で第6回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞した。2020年、ペンネームを井原忠政に変えて歴史時代小説「三河雑兵心得」シリーズの刊行を開始。同シリーズで『この時代小説がすごい! 2022年版』文庫書き下ろしランキング 第1位を獲得する。他の著書に『うつけ屋敷の旗本大家』『人撃ち稼業』『人撃ち稼業(二) 殿様行列』『北近江合戦心得 姉川忠義』『北近江合戦心得〈二〉 長島忠義』『北近江合戦心得〈三〉 長篠忠義』がある。神奈川県鎌倉市在住。