
『君の膵臓をたべたい』はsumikaの片岡健太さんに桜の写真を撮影していただきました。ご存じの読者さんも多いかと思います。sumikaはアニメ版『君の膵臓をたべたい』で主題歌を担当してくださったバンドです。片岡さんであればそれは素敵な桜の写真を撮ってきてくださるのではないかと思いお願いしたのですが、想像の遥か上を行く、物語のような一枚を受け取りました。(住野よる)

判型:文庫版(A6判)
写真:片岡健太(sumika)
片岡健太さんからのメッセージ
誰かと出会って、喜怒哀楽が育つ。
面倒くさくても、そんな春夏秋冬を生きていきたい。
人として大切なことに、何度でも気付かせてくれる作品です。
プロフィール
神奈川県川崎市出身。sumikaのボーカル&ギターで、楽曲の作詞作曲を担当。キャッチーなメロディーと、人々に寄り添った歌詞が多くの共感を呼んでいる。これまで5枚のフルアルバムをはじめ、精力的に楽曲をリリース。ライブでは、人気フェスに数多く出演するほか、自身のツアーでは日本武道館、横浜アリーナ、大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナなどの公演を完売。2023年には、バンド史上最大規模の横浜スタジアムワンマン公演を成功に収めるなど、常に進化し続けるバンド。
住野よる
メッセージ
住野よるとしての活動を始め、今年で十年が経ちました。ここまで小説家を続けようと思えたのは、十年の間に一作でも住野よる作品を好きになってくれた、全ての読者さんのおかげです。全員には届かなくてもあなたに感謝を届けたいです、心からありがとうございます。十一年目も既に歩き出しているのですが、せっかくの周年です、かこつけて、色んな企画を用意することにしました。あなたに楽しんでいただけたら嬉しいです。読者さん達と出来る限り長く遊んでいたくて、小説家をやっています。そのためにも、あなたの年齢や性別や生まれがどうあれ、出来る限り脅かされることのない日々を祈ります。今後とも何卒よろしくね。(住野よる)
プロフィール
高校時代より執筆活動を開始。2015年『君の膵臓をたべたい』でデビュー。同作で2016年「本屋大賞」第2位、Yahoo!検索大賞“小説部門賞”など、数多くの賞を受賞した。著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』、「麦本三歩の好きなもの」シリーズ、「恋とそれとあと全部」「告白撃」『歪曲済アイラービュ』など。ライブハウスと書店が好き。