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インタビュー
'11年4月18日に「馬なり1ハロン劇場」は連載600Rを迎えました!
そこでいつも「馬なり」を支えてくださる読者の皆様への感謝として、今回特別に「単行本未掲載のお蔵出し」2本を特別に公開いたします!よしだみほ先生の作品コラムと一緒に是非ご覧下さい!

600R記念 幻の単行本未収録作品2本公開!

★競馬任侠列伝 決戦!! 天皇賞

【1】天皇賞
当時、連載していた競馬報知の注文で8ページの作品を数本描いており、これはその中の1本です。
中学生ぐらいの時、なぜか東映の古いヤクザ映画にハマッてしまい、新宿昭和館とか池袋文芸座とかに一人で観に行くイヤなコドモでした(笑)。後年、このマンガの連載を始めるにあたって、実際の競馬をパロディに仕立てる切り口はいかようにもできたので、いきあたりばったりの思いつきで任侠シリーズというのをやってみたら面白くてやみつきになってしまい、これを描く時はノリノリでした。ちょうど主人公に取り上げたイナリワン、主要脇役のオグリキャップなどがその後も大活躍してくれたのも幸いし、馬なり初期の大好評シリーズになりましたね。
ちなみに最後のメジロの馬たちのセリフは歌舞伎の「青砥稿花紅彩画」の、白波五人男の名乗りのパロディになっています。

★(株)東商

【2】商社シリーズ
こちらは単行本未掲載の、商社シリーズ幻の第一弾です。
ノーザンテーストといえば当時は種牡馬界の並ぶ者なきトップ。そこへ敢然と立ち向かうべく種牡馬成績をアップさせ、一完歩一完歩と差を詰めていたのがトウショウボーイだったのです。この2頭の種牡馬争いをどう描こうかと考えた時に「トウショウ=東商」とあて字して、例によっていきあたりばったりではじめたのが商社シリーズでした。こちらもおかげさまで好評を博し、馬なりファンの間ではノーザンテーストはすっかり「北味社長」と呼ばれているようです。
トウショウボーイは惜しくもシリーズ絶好調の只中、92年に亡くなってしまいましたが、その後もサンデーサイレンスなど個性的な名キャラクターを得てこのシリーズは発展し、サンデーサイレンス、そしてノーザンテースト自身をも喪った今も続く息の長いシリーズとなっています。

600R記念壁紙

600R記念描きおろし!
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