家康の天下取りを
“雑兵からの視点”で描いた
戦国足軽出世物語、いざ開幕!
桶狭間の戦いから3年——喧嘩のはずみで人を死なせ、村を出奔した17歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門に拾われる。折悪しく、三河では一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は一揆側につくことに。武士人生ののっけから、立身出世どころか国守に弓を引く謀反人になってしまった茂兵衛。波乱の世に漕ぎ出した新米足軽の運命やいかに!?
「日本版キングダムを
目指してほしい」
(30代女性)
植田茂兵衛
三河国渥美、植田村の17歳の百姓。鬼瓦のような面構えで、赤銅色に焼けた体は大きく、筋肉質。13の春に父を亡くしてから、母と妹3人、弟1人の家族5人をひとりで支えてきたためか、狷介な性格で、村人からは乱暴者扱いされている。頼りない弟・丑松をいじめた不良たちに仕返ししたところ、弾みでその中の1人を殺めてしまい、村を出奔。松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。のちに家康の足軽となり、その天下取りの歩みに沿って数々の戦場を渡り歩き、少しずつ成長していく。
新米足軽 茂兵衛の出世年表
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第1巻あらすじ
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17歳
故郷・植田村を出奔
夏目次郎左衛門の郎党になる
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18歳
三河一向一揆終結
家康の直臣になる
第2巻あらすじ
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23歳
掛川城攻略
狙撃され重傷を負う
第3巻あらすじ
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姉川の戦い
24歳
足軽小頭に昇進する
第5巻あらすじ
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30歳
足軽大将に昇進(鉄砲頭)
高根城の城番になる
第6巻あらすじ
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34歳
浜松城に帰還
五十人鉄砲頭になる
第7巻あらすじ
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本能寺の変
(伊賀越え)
36歳
長女・綾乃誕生
第8巻あらすじ
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37歳
長男・松之助誕生
大久保忠世の寄騎として信州へ派遣される
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第9巻あらすじ
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第一次上田合戦
39歳
真田の捕虜となる
第10巻あらすじ
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40歳
家康の馬廻になる
第11巻あらすじ
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41歳
侍大将になりそこねる
(鉄砲百人組頭)
第13巻あらすじ
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45歳
1月
一族郎党を引き連れて江戸に引っ越し
(三千石に加増)
第14巻あらすじ
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48歳
2月
家康の京滞在に伴い、
指月伏見城下の
徳川屋敷に入る
書評家さんや著名人、担当編集による
本の内容紹介やオススメポイント!
漫画家わこが
「三河雑兵心得」読んでみた!
井原忠政
2000年に、脚本「連弾」が第25回城戸賞に入選し、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。主な作品に『鴨川ホルモー』『THE LAST-NARUTO THE MOVIE-』などがある。2016 年『旗本金融道(一) 銭が情けの新次郎』で時代小説デビューし(経塚丸雄名義)、翌年、同作で第6回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞した。2020年、ペンネームを井原忠政に変えて歴史時代小説「三河雑兵心得」シリーズの刊行を開始。同シリーズで『この時代小説がすごい! 2022年版』文庫書き下ろしランキング 第1位を獲得する。他の著書に『うつけ屋敷の旗本大家』『人撃ち稼業』『人撃ち稼業(二) 殿様行列』『北近江合戦心得 姉川忠義』『北近江合戦心得〈二〉 長島忠義』『北近江合戦心得〈三〉 長篠忠義』がある。神奈川県鎌倉市在住。