コミックス資料館

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第26巻 <もくじ>

雨の日のおみやげの巻
オジィはんの反乱の巻
根性君の慰謝料の巻
オジィはんの自立の巻
ホルモンの行方の巻
サル真似は儲からないの巻
池の上での対話の巻
泳ぐ学級委員の巻
どこかで見た人の巻
歩く「くいだおれ」の巻
困った時の猫頼みの巻
写真の中のあいつの巻
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第1話 雨の日のおみやげの巻
梅雨の長雨でテツは外に出られずイライラの中。チエはそんなテツの相手に疲れていた。そこへ風呂敷を持った百合根が訪ねてきた。風呂敷の中身はアントニオ。百合根は次郎吉達が来てアントニオをボロボロにした挙句、ウンコまでしていったので修繕といっしょにケースを付けたと言う。それを聞いたチエは小鉄を誤解していたと、百合根をテツにまかせて迎えにいった。やがて家に帰る小鉄と、ついてきたジュニアが見たものは酔っ払った百合根だった……。
第2話 オジィはんの反乱の巻
チエはおバァから、おジィがホルモンのタレに下駄を漬けて、遂に脳ミソにカビが生えたという話を聞いた。その後、おジィの様子を見に行くがテツとデタラメなやり取りをする始末。それを見たおバァは、チエとヒラメにおジィは完全にカビが生えたと言う。半信半疑のチエは次にコケザルに会うが、何とコケザルは学級委員になったと言い始める。コケザルも頭にカビが生えたのではと思い始めるチエ。家に帰ると、おジィが今度はチエのタレに下駄を漬けていたのだった。
第3話 根性君の慰謝料の巻
おジィがチエのタレに下駄を漬けたのは、おバァがおジィを正気かどうか確かめるためにけしかけたからだった。一方、それで家を追い出されたおジィは、テツと一緒にお好み焼屋にいた。そこでテツはおジィにおバァから慰謝料を貰えと言い出す。そしてその慰謝料話を、おバァは何と承知してしまう。この日の夜、おジィとテツ見たものはカルメラ兄弟が使わなくなった屋台。そこには「慰謝料」と書いた張り紙がしてあった。
第4話 オジィはんの自立の巻
チエはおジィが雨の中で屋台を出して心臓が止まる夢を見たり、テツを下駄でどついたら下駄が割れたりして不安になっていた。チエはおジィの様子を見に行くと、おジィはすでに屋台を持って出ていたので、おバァに朝の出来事を話す。するとおバァも不安になって、二人でおジィを雨の中捜し始める。しかしおジィは見つからず、足を泥まるけにしたおバァはさらに怒ってしまった。その頃、人目を避けるようにガード下で屋台を出していたおジィにヤクザが近づいてきた。
第5話 ホルモンの行方の巻
おジィは百合根に毎日宿賃を置いていっていた。百合根はその金をいらないというがテツがこれを知った場合を恐れて、そこにいたカルメラ兄と一緒におバァの所へ向かう。宿賃のことを聞いたおバァは、もしかしてホルモンが売れているのではと、この日は皆でおジィの後をつけることにした。そしてしばらくすると、おジィの屋台に以前のヤクザが来てホルモンを買い始める。実はこのヤクザはおジィがテツの父だと知り、テツを恐れて毎日買い占めていたのだった。
第6話 サル真似は儲からないの巻
おジィの屋台の話をおバァから聞いたテツは浮かれていた。おバァが都合の良いことだけ話したので、テツはすっかり屋台で大儲けできると思いこみ、おジィの代わりに屋台に立つことに。チエは放課後に家の前に立つコケザルを見る。コケザルはまた学級委員の話をして、証拠を見せるためクラス全員を引き連れて社会見学を始めようとする。マズいと感じたチエは、とっさにテツの屋台へ皆を連れて行く……。その後、様子を見に来たおバァとヨシ江はクシの山とひっくり返るテツを発見する。
第7話 池の上での対話の巻
コケザルは逃げていた。追っていたのはもちろん、先日ヒドい目にあったテツだ。そして、チエも定休日を利用してコケザルを捕まえようとしていた。しかし、コケザルはチエもテツも自分の話をまともに聞くわけが無いと逃げ続けるが、チエに捕まってしまいテツも追ってきたので、まずはチエとボートに乗り、カナヅチのテツを遠ざける。コケザルはその後、ボートを揺すってチエを脅し、話を聞いてくれる人としてヨシ江を呼ぶように言う。
第8話 泳ぐ学級委員の巻
チエとヒラメの話を盗み聞きしたマサルは「学級委員」という言葉を、自分へのイヤミとカン違いする。さらに学級委員嫌いのテツにどつかれ、跳び箱の練習に来たひょうたん池ではコケザルにも学級委員と呼ばれ、マサルのチエに対する逆恨みは頂点に達する。そこへ運悪く現れたチエにマサルは文句を言うが、チエはコケザルのことだという。すると次は、コケザルが文句を言った途端、背後から現れたテツがコケザルを池に放りこんだ。
第9話 どこかで見た人の巻
とても暑い夏の日にチエの家に珍客が訪れる。縦縞のシャツに手オケを持って来たその男はいきなり流しで水浴びを始め、そのまま居座ってしまう。しかしチエはその男をどうしても思い出せない。おバァやおジィを呼んできても、皆どこかで見たことがあるが思い出せない。もしかしたらどこかで世話になった人かと思った三人はヨシ江に望みを託すが、あえなく追い払われる。こうなったら最後の手段とテツをその男に会わせると、テツはすぐ答えを出した……「あ~食いだおれ!!」
第10話 歩く「くいだおれ」の巻
テツに話を聞いた百合根やカルメラ兄弟が「くいだおれ」を見に来ていた。あらためて見るとそっくりな例の男を見て、チエはなぜすぐにわからなかったのか悩む。すると拳骨がやって来て、それはテツのせいだと分析し、チエはむしょうに腹が立つ。一方、テツは例の男に本当のくいだおれの格好をさせようと企む。しかし、家に戻ったテツは逆にくいだおれの格好をさせられてしまう。さらに例の男がまたいなくなったと騒ぎになるが、そこへヒラメがやってきた……。
第11話 困った時の猫頼みの巻
マサルはチエの家の前で突然観察日記を読み始めた。それを聞いて22日の時点で夏休みの宿題を何もしていなかったチエはあせった。小鉄を見たチエは架空の猫の観察をすることにした。チエに付き合ってひょうたん池で泳いだ小鉄は、帰ってすぐ行水を始めた。するとそれを見て興奮するカメラマンがいた。そこへ丁度ジュニアも現れ、カメラマンが絶好のシャッターチャンスとカメラを構えたとき、運悪くテツに出くわしてしまう。
第12話 写真の中のあいつの巻
小鉄達の写真を撮りたがっていたカメラマンは、猫専門のそこそこ有名な人らしかった。しかし、テツにそんなことが分かる訳も無く、カメラマンはあえなくメシをタカられてしまうのだった。その時、テツが捨てた写真集の中に気になる一枚を見つけた小鉄は、ジュニアとゆっくり見ることにした。写真の様子から次郎吉が死んだことを悟った二匹は、次郎吉の話を思い返す。その後、ジュニアは父のことで大いに悩むのだった……。