第1話 拳骨倒る!!の巻
チエとヒラメがじゃんけんをしていたところにテツが乱入。テツが勝ってしまった。チエとヒラメは勝った方が今日の遊びを決めるということでじゃんけんをしていたので、勝ったテツの好きな所に行かせることに。最初はパチンコ屋に入ろうとしたテツだが、チエに止められて喫茶店に入ることに。最初はおとなしくパフェを食べていたテツだが、こんなに自分がおとなしいのは拳骨のせいだとブツブツ言い始める。そして拳骨の家に行くことに。だが、そこではなんと拳骨は倒れていた。
第2話 拳骨の帰還の巻
拳骨が救急車で運ばれたのでそのまま拳骨の家に泊まったテツとチエ。だが、テツは夢で拳骨に追いかけられてうなされる。そこにおバァとヨシ江が到着して、拳骨は体の中に石がたまって痛んでいるのだと説明。しかしそのあとおバァとヨシ江が病院に行ってみると、拳骨はなぜか退院していた。一方、テツは渉に拳骨が死んだとホラを吹き、その噂は周囲に広がっていた。何も知らない拳骨が街を歩くと、死んだと思っている人々は幽霊が出たと勘違いして気絶するのであった。
第3話 拳骨起きたら三人こけたの巻
早とちりで拳骨が死んだと言いふらしてしまったテツは、拳骨が退院したと聞いてバツが悪くなり百合根の店に避難する。だが、百合根にも「拳骨が退院したら三人気絶した」と聞いて自分のせいかと気にするが、結局、自分は関係ないとわかって家に帰ると渉が礼を言い来ていた。一方、肝心の拳骨は三人も気絶させて体裁が悪くなって周のところに入院。渉から命の恩人と呼ばれて喜んでいるはずのテツだったが、なぜかパンツ一丁で帰ってくる。
第4話 命の恩人はパン一で帰るの巻
なぜか毎日パンツ一丁で帰ってくるテツ。たぶんバクチで負けているのだろうと噂するチエとヨシ江だが、テツでどこでバクチをしているかはわからない。そんなおり、ミツルがテツの活躍を聞きつけて尋ねてきた。が、バクチで負け続けて着る服が最後の一枚になったテツは、出がけに自分がまた負けたらバクチの現場に踏み込め、それまでは店で待っていろとミツルに命令。だが、結局またテツは負けてしまった。連絡を受けたミツルがかけつけたところ、胴元はなんと拳骨なのであった。
第5話 タレ目のチエちゃんの巻
拳骨の具合が良くなり、やれやれといった感じのチエとヒラメだが、おつかいに行った服屋で事件は起こった。服屋のオバちゃんにチエが「目がきつくなったね」と言われたのだ。しきりに気にするチエとは逆に、テツは朝子に「目がやさしくなった」と言われて不機嫌。そこでチエはタレ目だと優しそうに見えると思いこみ、目尻にテープを貼ってみる。そこに慌てた様子の百合根が現れ、ジュニアと小鉄に大変なことが起こったと言うのであった。
第6話 恐山の呪いの巻
百合根がジュニアと小鉄を迎えに恐山に行くと聞いたチエは恐山の研究を始める。それを聞いたマサルはチエが恐山の呪いを使って自分に復讐するのだと勝手に思いこみ、対抗するために自分も研究を始める。そしてチエの店の前に盛り塩をしたり結界を作ったりするのだが、機嫌の悪いテツに蹴り飛ばされて失神。テツは拳骨にバクチで負け続けた上に、小便と一緒に出てきたという石の匂いを嗅がされていたのだ。
第7話 真夜中の呪い消しの巻
店の前には相変わらず盛り塩があり、おまけに学校に行くと机の上にまで塩が盛ってある。さすがに怒ったチエだが、その日マサルは学校を休んでいた。そこでタカシに話を聞くと、呪いを異常に気にするマサルは夜中にチエの店の前に現れ、結界の中で体を水と塩で清めて満足したのだが、そのせいで風邪をひいてしまったのだという。夕方、ヨシ江のもとにマサルの母が嫌みを言いに来たが、テツが大声を出したのでマサルの母も塩をかぶってしまった。
第8話 百合根にカツオ節の巻
「百合根が帰ってきた」。ひとあし先に帰ってきた小鉄がチエに報告。さっそくチエはお好み焼き屋に向かうが、どうも百合根の様子がおかしい。チエはおバァを呼んで来て再び百合根の店に入るが、なんと百合根は猫のしぐさをしながらカツオ節をかじっていた。なにかおかしいと思ったおバァはテツに様子を見に行くように指示。百合根の留守中、お好み焼きが食べられなくて欲求不満だったテツは意気揚々と百合根の元に向かう。だが、獣のようになった百合根はテツの頭をかじるのであった。
第9話 何かが夜来るの巻
放課後。あいかわらず様子がおかしいうえに店も休んでいる百合根の様子を見に行ったチエ。店からお好み焼きの匂いが漂ってくるのを不思議に思いそっと扉を開けてみると、そこには相変わらずカツオ節をかじる百合根と、なぜかお好み焼きを焼くジュニアの姿が。そのあと、百合根に頭をかじられているテツが二階から「おやじはアントニオや」という謎のメモをチエに託す。意味がわからないチエが家に帰ると、ちょうど小鉄が家を出ようとしているところだった。
第10話 アントニオ百合根の巻
マサルの母がマサルと一緒にチエの店を訪れた。学校で呪いごっこなるものが流行っているのでマサルの具合が悪くなってしかたないというのだ。皆で話をしていたところ、突然、アントニオが憑依した百合根がうなり声をあげながら店に乱入。小鉄に「キンタマを返せ!」と迫る。自分の父とはいえあまりの暴れぶりに責任を感じたジュニアは、百合根が酒を一升以上飲むと性格が変わるのを利用した作戦を思いつく。
第11話 恐山で起こったことの巻
アントニオの霊に乗り移られた百合根だが、小鉄がキンタマの場所を探すフリをしつつジュニアが酒を飲ます作戦をしたところ、百合根の意識は完全に戻った。そして、今までの経緯の説明を始める百合根。自分はジュニアを追って恐山に行くツアーのバスに乗っていたのだが、途中で小便がしたくなり降りた隙に置いてきぼりを食った。しかたなく自力で恐山にたどり着いたのは夜遅く。誰かに呼ばれるように奥へ奥へと進むと、そこには小鉄とジュニア、それにどう見ても怪しいの猫が一匹いたのだという。
第12話 百合根が出るかアントニオが出るかの巻
その怪しい猫はイタコ猫だった。ジュニアが死んだアントニオと話をしたいために、小鉄と共に恐山まで来ていたのである。やがてイタコ猫は阿波踊りのような怪しいしぐさでアントニオの霊を呼び始めたが、なんと失敗。アントニオの霊はイタコではなく、百合根についてしまったのだ。酔いが醒めるとアントニオに戻ってしまう百合根を元に戻そうと人間達は必死。結局、持ってきた酒をすべて一気に飲ませ、寝ている隙に周が針を打って一件落着となった。