コミックス資料館

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第52巻 <もくじ>

資格の裏目の巻
虎穴に入らずんば孤児を得ずの巻
虎穴に突入part1の巻
虎穴に突入part2の巻
真実の旅の巻
二人で一人 二人でも一人ぼっちの巻
作文「岡山旅行」前篇の巻
作文「岡山旅行」後篇の巻
夏の整理の巻
コピーの研究の巻
さまざまな友情の巻
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第1話 資格の裏目の巻
チエ、ヨシ江、おバァがおしゃべりを楽しんでいるところにテツが登場。すると三人の話はピタリと止んでしまう。チエに里子のところで何をしていたのかと聞くテツだが、チエは宿題の作文に書くのだからと教えてくれない。むくれるテツをヨシ江が喫茶店に誘うと、そこには拳骨が。おまけに偶然入ってきたカルメラ兄弟までも同席することに。調子に乗った拳骨は「テツがいかにヨシ江を獲得したか」という話を始めるのであった。
第2話 虎穴に入らずんば虎児を得ずの巻
皆の前で拳骨に恥ずかしい話をされてしまい、神経衰弱で倒れているテツ。一方、喫茶店でなぜ拳骨が急に恋の話を始めたのかを確かめるために百合根の店を訪れたカルメラ兄弟。最初はごまかしていた百合根だが、そのうち自分がカルメラの恋愛話を拳骨に話したのだと白状した。百合根は逆に、テツの寝込んでいるところに彼女を連れていけというが、カルメラ達は失神。それを見ていたチエ、家に帰ったときテツに「百合根とカルメラが盛り上がっていた」と報告すると、テツは自分とヨシ江の噂をしていたと勘違い。失神してしまった。
第3話 虎穴に突入part1の巻
すっかり腰が抜けてしまったテツはごはんもちゃんと食べられなく、二人羽織でチエに食べさせてもらう始末。そこにチエとヨシ江が出かけたあと、たまたま通りがかったミツルを捕まえ、自分がヨシ江と初デートしたときのことを思い出せと迫る。テツの初デートには拳骨とミツルも一緒に付いてきていたのだ。そこでミツルはテツがヨシ江に言った告白のひとことをテツに耳打ちすると、テツはショックのあまり、また失神してしまうのであった。
第4話 虎穴に突入part2の巻
彼女達とに西荻駅で待ち合わせをしていたカルメラ兄弟。ヤケクソで彼女を連れて虎穴、つまりテツのところに行き、男らしく紹介しようと思ったが、尻込みして結局つい、お好み焼屋に入ってしまった。情けない男達を見て仕方なくテツの家に連れて行く百合根。百合根がくさい演技で恵子と良子をチエに紹介しているときにテツが登場。テツをの顔を見て我を失ったカルメラ兄は、目を回して突然「ボクと結婚してください」と叫びだした。しかし、テツはその言葉を聞いてノビてしまった。
第5話 真実の旅の巻
テツとヨシ江がなにやら話し合っていたと思ったら、こんどはテツがチエを連れて「真実の旅」というものに出るという。それはおバァや百合根、カルメラのところに行き、自分とヨシ江が結婚したのはヨシ江がテツにプロポーズしたからだと言いふらす旅であった。不毛に感じたチエが先に帰ると拳骨がきて、本当の真実を語り始める。テツは初デートの時にヨシ江を見ただけで目が回り「ボクと結婚してください」と叫んだのだという。
第6話 二人で一人 二人でも一人ぼっちの巻
夏休みの宿題だった作文が帰ってきた。チエとヒラメは里子の家に遊びに行ったときのことを二人で前後編に分けて書き、渉から良いアイデアだとほめられた。それをねたむマサルはチエとヒラメは二人で一人分だから「竹山チラメ」(竹本チエ+平山ヒラメ=竹山チラメ)だとはやし立てる。呆れたチエはマサルに「二人でも四人でも百人でもひとりぼっちなのは誰?」とクイズを出す。頭を悩ますマサルだが、その答えは本当の友達が誰もいなくていつも一人ぼっちのマサルのことなのであった。
第7話 作文「岡山旅行」前篇の巻
すがすがしい秋がやってきた。カルメラ兄の「結婚してください」事件も一段落してスッキリしているテツにチエは学校から戻ってきた作文を読んで聞かせる。前編を書いたのはヒラメ。それによれば、里子の父が岡山で開いたラーメン屋の名前はなんと「カルメラ亭」。カルメラ兄弟の店で修行したからである。しかも、里子は父の店を手伝っているので「岡山のチエちゃん」なのだ。手伝いの時はチエと同じく下駄を履いているとのこと。そんなチエの話を聞きながら、テツは勝手に想像をふくらませているのだった。
第8話 作文「岡山旅行」後篇の巻
後編はチエが書いたもの。里子の家であるラーメン屋は近くに漁港と市場があるので、朝早くから客が来て賑わっていた。それを手伝う里子はチエが学校が帰ってきてから店を手伝うのと逆である。夏休みなので朝ご飯を食べるとみんなで海に遊びに行くと、そこには食べすぎでまるまる太ったロックの姿が。あとはみんなで泳いだり花火をしたり、早起きして朝日が出るところを見に行ったのだが、やはり最後はちょっぴりさみしくなったのだった。
第9話 夏の整理の巻
こそこそと何かたくらんでいる小鉄とジュニア。二匹は家に誰もいなくなった隙に里子からチエのところに来た手紙の封筒と写真を拝借し、ひょうたん池のそばのコンビニでコピーを取った。ロックのいる場所のメモが欲しいのだ。家に帰ってきたチエは封筒と写真がない事に気づき、テツの仕業だと思い、テツを探しに出かける。結局見つからずに帰ってくると手紙は元に戻っていた。しかし、コンビニの店員がコピー代を請求に現れたのだった。
第10話 コピーの研究の巻
放課後。「金魚のフン」とチエに冷やかされて以来、マサルに冷たいタカシ。なんとかしろチエにと文句をいうマサルだが、チエは別のことを考えていた。昨日から小鉄がいないことを不審に思ったチエはジュニアのことを聞きに百合根の店に行くが、そこには意気込んだテツが。連続コピーの犯人を捜そうというのだ。百合根の店にはテツに呼び出された人々が大勢集まって推理が進んだが結局、仕切っていたのがテツだったので犯人は分からずじまい。だが、真犯人は小鉄とジュニアではないかとチエは言うのであった。
第11話 さまざまの友情の巻
「本当におどろいてしまいました。わたしの住所と写真のコピーだけでよくこれたと思います」里子から届いた手紙には、小鉄とジュニアが岡山に到着したことが書かれていた。放課後にチエが帰ると、再び里子からの手紙が届いていた。それによれば、小鉄とジュニアは太ってしまったロックを痩せさせるためにわざわざ大阪からヒッチハイクできたということが書かれていた。なんでも、毎日三匹は海岸を走っているのだそうだ。