コミックス資料館

60巻イメージ

第60巻 <もくじ>

いきなり熱帯夜の巻
「嘘つき3D眼」の巻
「3D眼のコツ」の巻
どこもかしこも3D眼の巻
危険な3D眼の巻
怒りの記念写真の巻
警官殴打事件対策本部の巻
ビンタで犯人が現われるの巻
写真の顔で取り調べの巻
「なんでもセリ市」参加作品の巻
テツのお値段の巻
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第1話 「神のない12月」の巻
寒空の下、ひとり殊勝に神様にみんなの幸せを願うテツ。その矢先に出向いたカルメラ亭では「当分休業します」と張り紙が。さらに近所のオヤジから夜逃げの噂を聞き、テツは大慌てで下校途中のチエとヒラメを捕まえた。チエは夜逃げの噂をおバァに話したが、おバァは本当の事情を知っていた。テツの思いこみを逆にいい機会とばかりに楽しむ様子のおバァ。その頃テツは百合根のお好み焼屋にいた。百合根はジリ貧の生活を嘆きだす。居場所のなくなるテツはいよいよピンチに……。
第2話 「二軒目の夜逃げ」の巻
「二軒目の夜逃げ」」の巻……あらすじ放課後、チエはヒラメにカルメラ亭休業のあらましを話した。テツには内緒にして欲しいとヒラメに釘をさすチエ。家に帰るとテツが待っていた。百合根を応援するため金を払って一家でお好み焼屋に行くつもりだったのだ。テツの狙いを適当に受け流し、付いていく金庫役のおバァ。一人で三枚も食べたテツは冴えない表情の百合根をよそに、一人張り切って明日も来ると言い出す始末。その夜、百合根はスーツをまとい、ひっそり家を出たのだった。
第3話 「カルメラの証人 百合根」の巻
百合根が家を留守にして一週間が過ぎた。テツは気になって仕方がない様子。チエはヒントのつもりで、カルメラ亭で人の気配がしたこと伝えた。大急ぎでカルメラ亭へ向かったテツが見たのは解体中のカルメラ亭。夜逃げを確信したテツはミツルの交番へ。一方、チエも交番へ向かっていた。テツを見つけたチエは隠れてテツの慌て振りを伺うことにした。いよいよ怪しいと思ったテツは周囲を疑いの目で見だした。そのとき突然、百合根が戻ってきた。実は百合根はカルメラの結婚式に立ち会っていたのだ。
第4話 「お正月の披露宴」の巻
年が明けた。今日はカルメラ兄弟が正月の挨拶で結婚後初めてチエの家に来ることになっていた。しかし待てど来ない。仕方なくチエは百合根の家へ小鉄を偵察にいかせた。そこではすでに一升を越えて上機嫌な百合根がカルメラ兄弟に酒を勧めていた。小鉄にいまから披露宴を行う旨を書いた手紙を渡した。百合根の家へ向かう一同。はたして、二階の窓で戸を外す百合根の姿があった。ここから外に向けて披露宴をするというのだ。やがてヤケクソ気味の兄弟と新婦ふたりが登場して……。
第5話 「カルメラのお土産」の巻
チエの学校は今日から始業式という日、カルメラ兄弟からの年賀状が届いた。それをみたテツは彼らの新居を初めて知ることに。住所はなんと拳骨の家の裏だったのだ。タイミングよく拳骨が家にやってきた。拳骨はカルメラ兄弟がおみやげを持参して拳骨の家に挨拶に来たことを話すが、チエ宅にはおみやげはなかった。気遣う拳骨。そのときヒラメがカルメラ兄弟から預かったおみやげをもってやってきた。兄弟はテツに会いづらいから忘れたころにそっと渡そうとする目論見だったのだ。
第6話 「新装開店百円ラーメン」の巻
今日は「カルメラ亭」新装開店の日。開店記念の“百円ラーメン”にみんな期待いっぱい。ヒラメが登校の途中に店の前を通った時、すでに5人が開店を待っていた。チエとヒラメは放課後に行くつもりだったが、行列の様子を見てから決めることにした。放課後、家に帰ったチエは、テツとおバァからすごい行列ができていることを聞く。一方、カルメラ亭にいた百合根。カルメラ兄弟の様子を伺うつもりで店に入ろうとするが、行列の横入りと勘違いされてひと悶着。なんとかチエの店が終わったあとにみんなでカルメラ亭にいく約束をとりつけることができた。
第7話 「絶叫の百円ラーメン」の巻
マサルにカルメラ亭開店の日に、ラーメンを並ばずに食べた事を指摘されたチエ。じつはマサルも母と一緒に行列に加わっていたのだが、直前で品切れに。翌日も食べられる整理券をもらっていたのだ。意外にせこいところを見せるマサルに驚くチエ。テツはカルメラ亭の家庭的な雰囲気が苦手な様子。百合根だけが頼り、とお好み焼屋に行くが、そこにはお丸がいた。懲りずに百合根に縁談話や店の再建など、お節介をしにきていたのだ。
第8話 「堅気屋 再建」の巻
おバァがチエの家に来た。おとついできたばかりというカルメラ亭の制帽をチエに見せる。そのうち、百合根も来た。店に居たテツを身代わりにして、経営にお節介をだすお丸から逃げてきたのだ。そのころお好み焼屋ではテツがお丸の話相手になっていた。話が終わり、いつもの様にタダ食いで済まそうとするテツ。しかしお丸は代金五百円を請求しだした。ごねるテツにたまたま通りがかったミツルがくる始末。結局、テツは店の呼び込みで手伝って、代金を相殺することに。
第9話 「ボンボンのため~~~ボンボンのため~」の巻
店をお丸に乗っ取られた百合根。帰るところがなく、昨晩はおバァの所のコタツで寝て夜を明かしていた。昨日のお好み焼代を払おうとしたチエに、百合根はしなくていいの一言。二人で店の様子を見に行くことにした。百合根が二階にあがったところ、お丸が何かを包んでいた。その中身はアントニオ。猫の死骸があるから客の入りが悪いというお丸に百合根はついにヤケを起こし、お丸に店を任せることにした。その夜、お丸とただ一人の客、テツは易者に店を占ってもらっていた。そして店の名前が悪いという結論に……。
第10話 「ハク製と旅する男」の巻
お丸はついにお好み焼屋の店を変えてしまった。名前は「大凡々屋」。常連のオバさんたちが来たが、目当てのオヤジがいないことで逆に客を逃してしまう。それを店の中で見ていたテツは堅気屋時代の客は来ない方がいい、といい加減な一言をいう。そのとき警察から電話が掛かった。捕まえた泥棒が堅気屋の名前を言ったとのことだ。店の名前が変わったと、テツは電話を切ってしまった。その泥棒の正体はなんと百合根。アントニオを抱えて家出したあげく、お丸の家に忍び入ったらしいのだ。
第11話 「堅気屋主人 接客の極意」の巻
これから駅まで百合根を迎えにいくおバァがチエとヨシ江を誘いにきた。身元を引き取りにいったお丸から事情を聞いたおバァは、事のあらましを説明しはじめた。それはこうだった……アントニオを持ち出して家出をした百合根はお丸の家に向かおうとしたが、途中で居酒屋で一杯引っかけて泥酔してしまい、お丸の家に行ったのだ。そこで泥棒と間違われて警察に捕まった次第だったのだ。やがて百合根が、お丸と、後から引き取りに加わったカルメラ兄弟と一緒に帰ってきたが……。