コミックス資料館

■コミックリスト  60~67巻 ■

60巻<全11話>
「当分休養させていただきます……カルメラ亭」の張り紙。聞けば、運送屋もたのまんと、晩に荷物を運び出したという。テツはすっかりよにげと早合点。「ロクなことしてないと、他人のこともロクなふうに考えん」とは、おバァはんの達見。これでまた、ひと騒動で滅茶苦茶や!?

61巻<全11話>
春休み最後の日、誰にも邪魔されることなく、のんびり休みたいチエは、小鉄を見張りに立て、ひょうたん池で完全休養をとることにした。その光景を見た作詞家センセイは、少女の淋しげな姿に胸をうたれる、が、このセンセイがクセありで、そこに愚テツがからむから……。

62巻<全11話>
「酒やめるくらいやったら人間やめる」という花井先生が入院すると聞いたテツは、猫にマタタビ、酒呑みに「越後のとどめ」、テツに小銭の例えの「とどめ」を持って見舞いに行くことにした。当の先生、あっという間に退院。見舞いの酒に大喜び。だがテツの気持ちが納まらない。

63巻<全11話>
テツが新聞記者? 実は丸太くんが学校新聞にのせる記事のインタビュアーを無理矢理とってしまったというわけ。ヤクザに話を聞いたりと相変わらずの振る舞い。近所の人に聞いてみい「テツについてひと言」と。とんでもない答えがぎょうさん返ってくるで。テツやってみい。

64巻<全11話>
「ワシ抜きで盛り上がったらイカンど」テツの口ぐせ。そのくせ、いつもひとりで盛り上げてばっかり。そんなテツの周辺にただならぬ雰囲気が伝わってきた。ムチャクチャに強い男が嵐のように現れた。テツとの対決はあるのか? テツより強い男がホントにいるのだろうか?

65巻<全11話>
ムシ暑い雨降りのなか、それはもう見るからにヨレヨレの猫が子分を一匹連れてやってきた。その子分は、ヨレヨレを「オヤジさん」と呼び、体を気づかっている。そのオヤジさんは「光岩丸」という猫を捜して、はるばるこの地へやってきたのだ。光岩丸?謎めいていた猫の正体は!?

66巻<全10話>
テツが仕事!? 働くテッちゃんになるのだ。普通の人ならメデたいこっちゃが、ことテツになると大問題じゃ。なにしろ、まわりを巻き込んで面倒になると「ハイ、さよなら」で終わり。途中が大マジメだけになおさら迷惑。みんなもわかっている。「仕事なんて絶対せえへん」って。

67巻<全10話>
カルメラに子供が生まれる――めでたい話も退屈屋のテツには、かっこうのバクチの種。こんなテツでも、もう会えないとなると寂しい。チエちゃんとの別れは悲しい! みんないい人だった。地獄組のボスだって妙に愛嬌がある。別れは、みんなをよく見せる――だから、悲しい!

■コミックリスト その他■

どらン猫小鉄<全26話>
泣く子も黙る地獄の一丁目――“三途の猫町”。西鉄親分を頭にする“地元組”とモ ヒカン野郎を頭とする“大阪組”とが血の抗争を続けていた。そこへぶらりと迷い込んだやつがいた!! 悪を懲らしめる。正義の士かそれとも……!? アイドル“小鉄” を『じゃりン子チエ』の作者はるき悦巳が愛惜込めて描き上げた傑作!!

じゃりン子チエ 番外編 ―どらン猫小鉄奮戦記―
<全11話>

小鉄が今日の小鉄になるまで、それは色んなことがありました。よくケンカもしまし た。それは若い頃、僕達がよく抱くあの“男”というなんの意味もない言葉に対する 過大な幻想のためでした。その頃、小鉄は小鉄という名前ではありませんでした。そ れはチエちゃんがつけた名前だからです。