購入リンク

『春までのセンセイ』(早見和真)

感想

センセイをとおして、すべての子供たちの友達や親との関係が頭に浮かび、つながっていく…。
15歳というまだ幼い子供たちが、悩んで、考えて、傷つけたり、傷つけられたり。そんな姿に胸がぎゅっとなった。それと同時に、強くて、かっこよくて、頼もしくも思った。そんな経験が、きっと、素敵な大人になっていくのだろうと感じた。
みんなが幸せになってくれたらと強く願う。 未来屋書店 水戸内原店 黒澤 幸子さん(茨城)

32名もの生徒が出てくるのに、ちゃんとそれぞれにそれぞれの悩みがあって、先生との関わり方があって。なぜこんなにも女子中学生のリアルが描けるのか。こんな時期あったなあ…と共感の嵐でした。私も加賀美先生のような先生と出会いたかった。今日も1日だけ頑張る。今後の私の糧になりそうです。 TSUTAYA 黒磯店 阿久津さん(栃木)

読みながら3年E組の生徒のひとりになっていました。先生のクラスでよかった!
人生で胸に残る先生はいますか?
生徒達の葛藤と成長よ花になれ。
心の中に桜吹雪舞う感涙の物語。 うさぎや 矢板店 山田 恵理子さん(栃木)

一軍の陽キャグループや同じアイドルが好きな子たちがいて、それぞれがそれぞれで違う悩みや想いを抱えている。彼女たちの気持ちや心情の変化の描写がとてもリアルでまるでクラスメイトとして同じ時を過ごしたようでした。
4月では数人にしか響いていなかった加賀美先生の言葉が先生の病気や学校行事、彼女たちがいろいろな想いを抱え時にぶつかり合う日々の中でいつしか一人一人の心に沁みていくようで成長と青春を感じました。
先生が生きて伝えてくれたことは彼女たちと同じように私の心にもずっと残り続けます。 丸善 スマーク伊勢崎店 井古田 真鈴さん(群馬)

「今日一日だけでいい。大切に生きてください」何度か出てくるこの言葉がラスト、こんな形で効いてくるとは!
32人の女子中学生それぞれの立場から、バトンを渡すように季節が移り変わってゆく。二度と戻ってこない瞬間を生きているということ。
読後「一日の大切さ」にあらためて考えさせられる作品です。 TSUTAYA 南古谷店 石木戸 美穗子さん(埼玉)

友達関係、家族関係、大人への不信感、勉強、将来への不安。まだ世界の広さを知らない彼女たちの狭い世界。そこで出会った一人の先生。彼の生き様、言葉が彼女たちの心を変えていく。
変わっていく彼女たちが瑞々しくキラキラと輝いていた。
自分の頭で考え、矛盾しない心を私は持っているだろうか。
正面からまっすぐに突きつけられる清々しさを感じた。 旭屋書店 新越谷店 猪股 宏美さん(埼玉)

まるで自分が中学生の頃に戻ったかのような、そんな瑞々しい彼女たちの会話たちが尊かったです。目に映るものや感じ取ることに敏感で、様々な壁に対して立ち向かう中で、ぶつかったり、素直になれなかったり、他人を羨んだり。人の数だけ、いやそれ以上の感情が渦巻くのが学校という場だったなと自分自身の学生生活を思い返しました。そんな学生生活の中で出会う先生という存在は良くも悪くも重要であったし、わたし個人としても先生との出会いで大きく変われたことがあったのでとても響きました。
先の不安に怯えたり、落ち込んでしまうことが今の生活には沢山あるけれど、「いまを楽しむ努力」こそ欠かしてはならない。
何に喜び、楽しみ、どんな経験によって苦しんできたか、それがその人を作り上げていくのだと、彼女たちが変わっていく様が魅力的でした。
クラスにいる人の数だけ、社会にいる人間の数だけ、それぞれの人柄があり、魅力があり、感情もあり、だからこそ人と人がぶつかったり、失敗したりすることも沢山あるけれど、毎日同じ日は訪れない。その日々を愛おしく、大切に生きていきたいとそう思わせてくれる一冊でした。 丸善 桶川店 加藤 優子さん(埼玉)

担任の先生は生徒にとって、距離感が難しい大人だと思う。家族や親戚でもないが、時に兄や姉のように接してくれる、頼りがいのある大人。だからこそ信頼関係が大切なのだろう。分かりきっていることだが、読んでいて自分が彼女たちの頃を思った。印象的な担任の先生とその日々を少し思い出した。
先生と生徒、その出会いは一生のうちのほんの一瞬の出来事だ。けれど、その出会いはもしかしたら人生を変えるかもしれない。
加賀美先生と出会った彼女たちはどんな大人になるのだろう。 紀伊國屋書店 さいたま新都心店 大森 輝美さん(埼玉)

早見先生すごい!めちゃくちゃ女子の気持ちがわかっている!クラスメイト全員が主人公なのに、物語にすんなりと引き込まれました。
人生は簡単にはいかない。ちゃんと失敗するけれど、そこから立ちあがろうとする彼女たちの姿にグッときた。超青春を見届けて、最後は号泣でした。
自分のポジションは誰かしら?なんてつい考えちゃいました。 紀伊國屋書店 浦和パルコ店 横山 三智子さん(埼玉)

種類の違う淡い花弁を重ねて重ねて、鮮やかなひとつの花を浮かび上がらせたような小説。 紀伊國屋書店 入間丸広店 牧野 美沙都さん(埼玉)

考え方も性格も趣味も家庭環境もそれぞれ違う生徒32人がそれぞれ魅力的。お互いを理解できなくても自分の軸を持つ事で相手を認められる。そのきっかけになったのは先生だった。
学校生活に物足りなさを感じている子なら特に、大切な気づきを得られる一冊です。 書房すみよし 丸広南浦和店 山田 実波さん(埼玉)

ここまで明確に「あぁ、あの人に読んで欲しいな」と誰かを思ったのは、この本が初めてかもしれません。読んでいてたくさんの顔が思い浮かびました。私はこの物語にいる訳ではないのに、不思議と一体化して感情移入してしまうほど登場する一人一人に心を感じます。早見さんが描く加賀美先生の生き方に触れ、生きる力が込み上げてくるようでした。 須原屋 コルソ店 岩谷 妙華さん(埼玉)

『春までのセンセイ』 を読み終えたあと、タイトルをもう一度見つめると、胸の奥にふっと切なさが残ります。
物語に登場する多感な女子中学生たちは、それぞれが「自分とは何か」を探しながら、ぶつかり、傷つき、悩み、そして少しずつ前へ進んでいきます。その姿は、かつて自分自身も通ってきた道を思い出させ、どこか懐かしくもありました。
1年間の季節を通して色々な生徒たちの「変化」と重なり、登場人物たちの成長がより鮮やかに感じられる一冊でした。読み終えたあと、心のどこかが少し温かく、そして何となく少し切なくなる作品でした。 未来屋書店 羽生店 關 在我さん(埼玉)

自分も女子校育ちだからなのか、生徒一人一人に見覚えがあるように感じ、なんだかタイムスリップした感覚になりました。これからがある生徒たちとまもなく終わりを迎える先生の関係が、せつないけれどうつくしくもありました。 未来屋書店 レイクタウン店 逸見 夏来さん(埼玉)

過ぎた時を巻き戻すことはできない。
だからこそ特別じゃない、平凡な代わり映えのない毎日が何よりも尊い。そんな大事なことを、私たちはつい忘れてしまう。
だから2度と訪れることのない、今この瞬間を思いっきり楽しむ。周りがどう思うかは関係ない。一番大切なことは自分がどうしたいかだ。自分を輝かせることができるのは、自分自身なんだよ。自分を貫く強さはきっと誰の心にも宿っているはず。たとえ今が辛くても大丈夫。さあ、今日も1日だけ頑張ってみよう!! 未来屋書店 春日部店 水上 舞さん(埼玉)

あぁ羨ましい!3年E組の32人が、このセンセイが担任であることが、この本に、これから出会える10代の子たちが羨ましい!
笑って泣いて拗ねる彼女たち32人が、活字の向こうで動き回る姿が脳内で鮮やかに広がり、ちゃっかり33人目の3年E組の仲間としてセンセイからそして仲間たちからも、涙溢れるメッセージを受け取りました!
みんなにも、この出会いの一員になってほしい。 未来屋書店 入間店 佐々木 知香子さん(埼玉)

ありがとう、この物語に出会えて良かった。
彼女たちは成長する過程である。葛藤に全力で立ち向かっていた。素直に感情を出し切っていた姿、勇気に感動しました。 未来屋書店 武蔵狭山店 柴田 路子さん(埼玉)

たとえこの作品が理想論だといわれたとしても、私は滂沱の涙を流してしまった。
乗り越えるべき壁をどうやったら越えられるのか、その答えを教えてもらった。
『自分の頭で考えろ教』はどの子どもにも、どの大人にも響く教えがあった。 ブックマルシェ 我孫子店 渡邉 森夫さん(千葉)

一人一人がリアルで、教室の様子が目に浮かぶようだ。いつのまにか自分もこの3年E組の33人目の生徒になって、ホームルームや学校行事に参加していた。 丸善 津田沼店 安井 理絵さん(千葉)

最初はごくごくありふれた中学生のクラスだったのに、自分たちで考え行動するうちにいつの間にか最高のクラスになっていき、読んでいるうちにもう一度学生時代をやりなおしたくなる気持ちになる作品でした。 紀伊国屋書店 セブンパークアリオ柏 伊藤 奈穂子さん(千葉)

どうして、女子高生をこんなに流れるように描けるのですか?若さ故のもどかしさ、苛立ち、大人への不信感や違和感。
私も尊い毎日を悔いなく過ごし、見守れるように生きたい!! 宮沢書店 TSUTAYAイオンタウン館山店 新藤 幸代さん(千葉)

いわゆる「熱血」ではないけれど、先生が持つ内に秘めたる教師としての「熱」が静かに、けれど熱く伝わってきます。そしてラストでグッと来ます!! 幕張 蔦屋書店 後藤 美由紀さん(千葉)

早見作品の最大の特徴は「圧倒的なリアリティと登場人物の魅力」であると思っています。本作もその両方が目一杯詰まった傑作でした。
「小説王」を読んだ時に「登場人物の女性が全員かっこいいなぁ」と思ったのですが、今回も先生や生徒たち全員、とてつもなくかっこよかったです。
また、前作「問題」でもそうですが、早見さんの書く「中年男性の魅力たるや」ですね。決して多くは語りませんが、その深い愛、強い信念が見事に伝わってきます。 カレーen BOOKS 黒川 直毅さん(東京)

余命の物語、と覚悟して読みすすめていたのですが、想像していたのとは違うものでした。
女子校のクラスの全員によってリレーのようにバトンがつながれていく物語、その中で各々が感じること考えることが折り重なっていき、先生の余命という重い事実が、その何層にも重なった思いの中に浮かびあがり、ひとりひとりが先生の余命と向き合っていく。こんなにたくさんの女の子達に共感したり心を揺さぶされたり、それを1冊の本で経験できるとは思いませんでした。 くまざわ書店 永山店 薄井 みぎわさん(東京)

将来の目標、進路、友人関係、SNS、大好きな推し。様々な方向から心を揺さぶられ、思い悩む少女たちの二度と戻らない大切な1年間を共に駆け抜けているような気持ちになった。
いろいろな事情と個性をもった32名の生徒ひとりひとりの葛藤と成長が丁寧に描かれていて、視点が変わるごとに見える景色がどんどん広がっていく。目立つタイプの子も、おとなしい子も、全員がそれぞれの人生の主役なんだと改めて感じた。
加賀美先生の言葉や眼差しがいつでも生徒への愛と信頼と、教師という仕事への喜びに溢れていて、こんな愛と情熱で子どもたちを導ける大人でありたいと思った。 くまざわ書店 西新井店 塩里 依子さん(東京)

読み終わり、まだ泣いてます。誰にもらい泣きをしたわけでもなく、ボロ泣きです。大人になってなかなか泣かなくなったと思っていたのに、堪えきれない何かがあります。
どうして彼女たちの一人一人をきちんと解析度高く読み進められるのか不思議です。誰一人として被らないしちゃんと個人として確立していて、全員が大好きになりました。彼女たち一人一人の考えが全てわかるわけないと思いますが、聞いてください、わかります。15歳を過ごした人たちはみんなわかるのではないでしょうか。それくらいにリアルで生々しい全てを曝け出した姿がありました。
15歳の自分に読んでほしい、出会ってほしい、3年E組でわたしも一年間過ごさせてほしい、そう思う作品でした。今からじゃ間に合わないけど、15歳の自分を抱きしめながら読みました。今を生きている中高生に届いてほしいなと思います。
自分の頭で考えて覚悟を決めること、そんな当たり前のことができない世界だけど、読み終えたわたしは「今日を大切に生きたい」、その今日を重ねていきたい、と思いました。「今日一日だけがんばる」を忘れたくないです。
この本、大事に自分の中の大切な日に読む本にしたいです。 くまざわ書店 西新井店 中沢 雅さん(東京)

当たり前だけど、同じクラスとはいえ皆考えていることはちがう。好きなもの、嫌いなもの、目標全てが同じ人なんて1人もいない。
だからこそ、仲良くもなれれば喧嘩もする。
喧嘩をするのも青春だ、と大人になった今では思います。大人になると無関心が増えていく。
学生の頃の気持ちを思い出させてくれる作品だと思いました。
また、先生がいなくなるかもしれないという、思春期の彼女たちにとって、受け止めることが難しい問題が起こります。
春までしかセンセイはいないんだ、という事実と向き合うのは勇気がいることです。無関心な、どうでもいいふりを装っているのは向き合う勇気がないから。
そんな勇気がなかった生徒たちも、少しずつ事実と向き合い始める。きっとそれは1人ではできなくて、クラスメイトの力があってこそ。
バラバラだったE組がまとまったのは、センセイがいなくなるかもしれない、ということがきっかけかもしれないけれど、向き合う勇気を持った生徒たちがいたからこそだなと感じましたし、向き合う勇気を授けた先生がいたからこそだと思います。 くまざわ書店 調布店 山下 真央さん(東京)

読み終えた瞬間に、もう一度頭から読み直したいと思った。クラスメイト32名の人と成りが、主役、脇役関係なく丁寧に書かれていて、きっとどこかに自分に似た1人を見つけられる。
余命ものと先入観を持ったら騙される、これは青春ものです。読み直すたびに、クラスメイトの印象が濃くなって、ますます面白い。これはすごい!すごく推せる作品。 ブックスタマ 武蔵小山店 野田 恭子さん(東京)

余命モノで泣くタイプではなかったのに…!絶対、一生忘れられない先生になる。 旭屋書店 アトレヴィ大塚店 藤田 真理子さん(東京)

学校とはなんとも不思議な空間だ。
性格も考え方も異なる32名の生徒たち。大人になればそれぞれが違う道を行き、それぞれの人生に別れていく。1年間たった1年間、1人の担任のもとで同じ教室で学ぶ彼女たち。一言も会話をせず、卒業すれば名前も顔も思い出せない関係で1年を過ごすこともできる環境。どう過ごすかは彼女たち次第。生徒32人のそれぞれの想いに触れて月日を過ごすごとに変化していく心の機微に一人一人が愛おしく気づくと応援していた。子供たちにとって1年は決して短くないのかもしれない。
自分の中学時代を思い出し、ニ度と戻ってこないあの時を後悔せずに過ごせたか思いを巡らせた。あの時、中学生だからこそできたことは確かにあった。
懸命に今を生きる彼女たち。そして、そんな生徒たちと向き合う先生。
今現在、10代の子たちはもちろん、かつて中学生だった大人たちにも読んでもらいたい1冊。
きっと何かが胸に刺さるはずです。 丸善 有明ガーデン店 大茂 由紀子さん(東京)

同じ制服を着て、同じ教室で、同じ時間を過ごしていても、一人ひとりはまったく違う。難しい年頃の32名の女子生徒たちそれぞれが、自分は誰かにとっての脇役でも自分の人生の主役だとなかなか思えない中で、感じて考えて悩んでいる姿を、世代もまったく違う、男性である早見さんが一人ずつ取り残すことなく描いていて本当に驚いた。
今日は未来へと続く最初の日だということを、自分の頭で考えて受け止められるようになった彼女たちの一年間。そしてそんなふうに成長する姿を目の前で感じることのできたセンセイの一年間。早見さんの「余命」の話は、青春の揺らぎと生命の重さ、儚いけれどこの時は一度きりしかないかけがえのない光にあふれていた。 紀伊國屋書店 アリオ亀有店 平野 千恵子さん(東京)

女子中学生の気持ちがなぜこんなにも緻密に描けるのでしょうか!
女子の中で発生する陰湿なハブき、クラスの人気者の一言の影響力、行事が近づくとなぜだか一致団結するあの感じが、中学時代を彷彿させました。
加賀美先生が一貫して言っていた「自分の頭で考えなさい」という言葉は、痛いくらいに刺さりました。周囲に合わせてばかりで、ルールに従うわたしはきっと、楽そうな顔をしている大人の一人なんだと思います。
もうあの頃の青春は戻ってきませんが、過去を振り返ってばかりはやめて「今日だけ一日頑張る」という日々を、これから毎日積み重ねていきたいです。
いまの中学生、高校生にも読んでほしいと思いました。きっと彼らにとって、特別な一冊になると思います。 紀伊國屋書店 イトーヨーカドー木場店 上原 千尋さん(東京)

私も加賀美先生に、中学生の頃出会いたかった。
誰一人取り残さず、ひとりひとりの15歳を丁寧に見つめた物語です。
読み返すたび、不思議と心を重ねる相手が変わります。あの子の孤独に涙したり、別の子の強がりが痛いほどわかったり。そのたびに、友達や先生という存在が、どれほどかけがえのないものだったのかと気づかされます。
教師と生徒の物語にとどまらないところが、この物語の魅力です。言葉が、一人ひとりの心に根を張っていく。その尊さに、何度も胸を打たれました。
加賀美先生、一生忘れられない先生になりました。 紀伊國屋書店 新宿本店 新井 沙佑里さん(東京)

静かでありながら熱い物語だった。学生の頃に読めたらどんなに幸せであったか思える物語だった。そして大人になっても心に刺さるいい物語だ。
一人一人にフォーカスを当てながら、まるでリレーのように話を紡がれていくことで、どんどん物語に引き込まれていく。感情移入しすぎて何度も涙が零れそうになった。読んだ後に泣きながらも爽やかな気持ちになれた、とても素晴らしい小説でした。 虎ノ門書房 根本 隆仁さん(東京)

自身の経験に照らし合わせても、10代の頃の例えば学園祭のイベントなどでは、全員で何かを成し遂げよう、ひとりも脱落者は出さない、という熱意というか決意は、今では何で?と思いますが、確かにあの頃はありました。その頃の自分が、当時は嫌いでしたが、今では当時の自分が一番好きです。そんなことを思い出させてくれた作品でした。 博文堂書店 田無店 外山 隆光さん(東京)

胸が熱くなりました。こんな先生に出会えていたら。
このクソつまらない社会で、自分の考えで生きていく。強い力をもらえました。 未来屋書店 碑文谷店 福原 夏菜美さん(東京)

私立の女子中学生32人と余命宣告を受けた先生の一年の物語。当然一人一人悩みも考える事も違って共感できる子がいたり反感を持ってしまう子がいたり。そんな中32人が一つになれるのか最後までヒヤヒヤしながらも応援してしまう自分がいました。32人本当はみんないい子、自分の頭でちゃんと考えれば自ずと道は一つに。加賀美先生の口癖「今日も一日だけがんばってください」この一言で救われる子供達は沢山いるんじゃないかな。楽しいから先生をしているなんて天職ですよね。読んでよかった1冊になりました。 有隣堂 アトレ目黒店 田邉 奈央さん(東京)

「余命」の話と聞いて、これは絶対に外では読めないと家で読み始めました。
いつも以上に泣いて笑ってを繰り返して、読み続けたいのに感情の小休止のために幾度となく栞を挟んでしまいました。読み終わった後も思い出し笑いも思い出し泣きもあって、感想がうまくまとめられないです...。 紀伊國屋書店 笹塚店 小川 由起さん(東京)

血を吐きながら見守った圧巻のラストに深く胸を抉られました。余命モノとして、異色の傑作。 紀伊國屋書店 西武東戸塚S.C.店 鶴見 祐空さん(神奈川)

気がつけば笑っていました。微笑というやつです。そして同時に涙が溢れていました。どちらも当然無意識です。
理由を後付けするのなら、生徒達の真っ直ぐさと、頑張りと、そして無茶苦茶さが微笑ましかった。
それを見守る先生もまた、先生らしくて、でも、先生らしくもなくて無茶苦茶で。
生徒達が変わっていくところや、ぶつかり合うところ、人の一生懸命な姿がまばゆくて…。
言葉にできないとは、こういう、ただただ心に真っ直ぐに響くときに出てくるものなのですね。 紀伊國屋書店 相模女子大学ブックセンター 藤井 亜希さん(神奈川)

『問題。』で中学受験に挑む小六女子の内面を見事に描写してくださった早見さん。次は中三女子!しかも32人も!?
中三の時の自分は何を考えていただろう。小学生の時と高校生の時の自分の姿はなんとなく思い出せるのに、中学生のときの校舎や授業や友達、自分のことって結構うろ覚えだったりするかもしれない……記憶の狭間にあるというか。
でも、『春までのセンセイ』を読んで“等身大の中学三年生”がぶわっと蘇るようでした。
好きなアーティストの話で盛り上がったり、憧れの一軍女子への敬意と畏れの気持ちだったり、素直になれず殻に閉じこもってしまう思春期の機微だったり……。
加賀美先生の思い、受け取りました!! 紀伊國屋書店 武蔵小杉店 鶴見 真緒さん(神奈川)

たった一年間、だけど忘れられない一年になると思う。
32人の生徒の中に、かつての自分を見つけたような気がして、あの子もこの子も愛おしくなりました。
誰も取りこぼさない、というのはいつだってとても難しくて全員と向き合うには時間が足りなさすぎて。
だからこの小説も一年間の中で描かれている人物像はほんの一部だけ。
その一部を掬い上げて、32人が個性を輝かせて生きてる姿が素晴らしいと思いました。 文教堂 溝ノ口駅前店 高橋 茜さん(神奈川)

32人の女子中学生の心を繊細にキラキラと描写しながらも、担任の加賀美先生と過ごす限りある大切な時間を、まるで見守る様に展開。バラバラだった生徒の心が、「自分の頭で考える」という加賀美氏の教えの中で自然と結束していく。頁の終わりに近づき、自然と泣いている自分がいました。加賀美先生、早見先生、ありがとうございます。 有隣堂 ららぽーと海老名店 塚田 亜紀子さん(神奈川)

途中、文字が滲んで読めなくなったのは、悲しいからでも感動したからでもなく矛盾を抱えながら生きてきた自分に、この物語が深く刺さったからだと思う。 有隣堂 淵野辺店 大久保 あすかさん(神奈川)

クラス全員の女子生徒のキャラクターをここまでかき分けられる早見さんに脱帽です!それぞれの生徒の特長とキャラクターの強みが各エピソードで分かりやすく、長さを感じず一気に読めました。
加賀美先生の、命を賭して生徒に指導する姿は本当に素晴らしく、やられました。学生の頃の私も少し救われたような気がしました。
幅広い年代が楽しめる作品だと思いますが、今まさに学校生活を送っている方にこそ、『問題。』とあわせて読んで欲しいです!! 有隣堂 キュービックプラザ新横浜店 加藤 理沙さん(神奈川)