東北を締めくくるのは岩手県盛岡市です。
サイン会までの時間は、盛岡駅周辺を散策しました。
「啄木新婚の家」(啄木は3週間しか住んでいなかったそうですが)は、湊さんにとって20年ぶりの再訪。大学の卒業旅行の際に訪れたそうです。
次に、行列ができるほど地元で大人気の「福田パン」へ。コッペパンのお店なのですが、挟む具材の数がとても多いのです。列に並んでいる間もどれにしようかと悩む楽しいひととき。
それから向かったのが宮沢賢治にゆかりのある可愛らしい佇まいの「光原社」。生原稿などの貴重な品が展示されていました。宮沢賢治像ともツーショットをパチリ。
そして、お腹が空いてきた頃合いに、「東山堂」の玉山社長にご推奨いただいた、蕎麦と日本料理の名店「直利庵」で昼食。
回廊式の中庭には風情が漂い、お店の歴史と風格を感じさせられます。
地の食材を生かした一品や天ぷらなどのお料理、メインの更科蕎麦に舌鼓を打ち、社長、佐藤課長、神店長とにぎやかな時間を過ごさせていただきました。
食事を終え、お店へ移動。
控室に入ると、店員さんが大書されたウエルカムボードがお出迎え!
一同感激です。
14時から「東山堂イオンモール前潟盛岡店」でサイン会が始まりました。
モール内のスペースに設けられた会場は、一般のお客さんも行き来する場所で、湊さんの登場に驚く方も。
これまでの会場と異なったのは、湊さんと同じ目線でお話しができるよう、立ち膝になられる方が何名かいらっしゃったことです。感動や熱意がこもったその目の輝きは、心に迫るものがありました。
小説家を志す方もいて、創作のテクニックなどを伺う場面も。すると湊さんから「小説が出版されたら推薦文を書きますよ」との言葉が! デビューの日が楽しみですね!
(余談ながら「本の旅人 2018年9月号」(KADOKAWA刊)に掲載されている湊さんと住野よるさんの対談記事にはこんなやりとりがあります。住野さんがデビュー前に、湊さんのサイン会に赴き「小説家になりたいんです」と伝えたところ、「いつかパーティでお会いしましょう」と優しく応えられたそう)
そして、本会場で一同の目をひいたのが、この帽子。被って来られた方は、『山女日記』が大好きで、ドラマに出て来る帽子をオーダーメイドで手に入れたそうです。見事な出来栄えに、「写真撮りましょう!」と一同大興奮!
充実のサイン会となりました。どうもありがとうございます。
***
おかげさまで栃木&東北地方3県のサイン会ツアーも無事終了いたしました。
ご協力いただきました書店の皆様、サイン会にいらしていただいた皆様、そして湊さん、心より御礼申し上げます!