2017.1.28精文館書店豊橋本店(愛知県)

「今日のサイン会次第で、このツアーを無事に完走できるかどうかがかかっている気がしますので、どうか元気をください! 限られた時間ですが、楽しくお話できればと思っています!」

デビュー10周年を記念して、47都道府県を回るサイン会ツアーは、この湊さんのご挨拶からスタートしました。

開始30分前から大勢の方が並んでくださいました。

みなさん「豊橋に来てくれてありがとう!」「豊橋をスタートにしてくれてありがとう!」と声をかけてくださり、またご夫婦、親子、恋人同士、同級生など、カップルで来るお客様が多かったです。圧倒的に女性のお客様が多いかと思っていましたが、全体の3割は男性で、年齢層も小学生から60代以上まで、かなり幅広かったです。これはサイン会ならではの嬉しい発見ですね。
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「予約した娘が熱を出したので代わりに来ました」というお母様や、「彼女に急な仕事が入ったので」という彼氏さん。また「孫が学校で来られないから」と並んでくれたおばあちゃま。「孫の本棚は湊さんの本でいっぱいなんです」とのこと。

「娘が『母性』を買ってきたので、一緒に読みました」というお母様も。ご家族で読んで感想を言い合うという方が結構いらっしゃいました。それにしても母娘で『母性』とは!

あと、豊橋名物を教えてくださる方が多く、電車の中であつあつのおでんが食べられる『おでんしゃ』、覚えました。ヤマサのちくわも覚えました。手筒花火も。あとブラックサンダー発祥の地。そしてそして、うずらプリン!(湊さんが買ってくれました。白くてなめらかでとてもおいしかった)。

また、テレビのバラエティ番組やドラマ『山女日記』の印象が強く、ミステリー作家であることを初めて知った方もいて、「最初は何から読んだらよいですか?」と尋ねる方も。デビュー当時からのファンの方から今日はじめましての方まで、年齢も含めて、幅広い層のお客様でいっぱいでした。
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今日、お店に来てサイン会があることを知った方もいましたが、整理券がなくて残念でした。何冊かサイン本を書いていただきましたので、よろしければ。

雨女の湊さんですが、豊橋はお天気もよく、すばらしいスタートが切れました。ご来場いただきましたみなさま、パワー注入、ありがとうございました。

■サイン会ツアー初日を終えた湊さんからコメントをいただきました!
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「たくさんの方たちが来てくださって、すごく嬉しかったです。『豊橋に来てくれてありがとう!』と言われると、やっぱりこうして地方で待っていてくださった方がいらっしゃったんだなと思いました。

デビュー直後から応援してくださっている方もいれば、今日が初めましての方もいて。「この人の本も読んでみようかな」と、サイン会が出会いの第一歩になるというのも実感しました。

あと、圧倒的に多かったのがご夫婦とか親子、お孫さんのために来てくださったおばあちゃんとか。そうやって家族で来てくださったのも嬉しかったです。サインを書いてお渡しするだけだと、サイン本を買うのとそんなに変わらないと思うので、いろいろお話しました。結果、2時間もかかってしまったのですが(笑)。後ろの方たちには、ずいぶんお待ちいただいてしまいごめんなさい。

豊橋に来るにあたり、名物など調べてこなかったのですが、皆さんがいろいろおいしいものとか教えてくださって。次回はプライベートで来て、ゆっくり電車に乗ったり、おいしいものを食べたいなと思います。同じ愛知県内の瀬戸市とかも行ったことがないので、また行きたいところが広がりました。

今回のサイン会ツアーは、どの本もサインOKなので、何を持ってきてくださるかも楽しみでした。女性は『リバース』が多かったなとか、男性が主人公だから男性の読者が多いとは限らないことも。あと「山が好きです」と言ってくださったり。読んでくださる方の顔がわかって、いろいろと新しい発見がありました。良いスタートが切れて嬉しいです」

■精文館書店店長・川田智美さんからコメントをいただきました。
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「10周年記念の大プロジェクトの第一号店に選んでいただき大変光栄です! これほど大きな規模のサイン会は2,3年ぶりでしたので、どういう店頭展開をしようか悩みましたが、お客様には、たくさん作品を読んで湊さんの世界観を感じていただきたかったので、全作品一つ一つにコメントカードをつけて、店頭に並べました。
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湊さんは、年齢性別問わずお勧めしやすい作家さんです。お客様に「おもしろい本ないですか?」と漠然とした質問をされた時に、安心してお勧めできる、間違いない作家さんです。中でも『告白』や『Nのために』など、映像化された作品も多いので、普段あまり本を読まない方でもちゃんと読み切って、その上おもしろいと言っていただけるので、そこがすごいと思います。

今回は、お客様の喜ぶ様子を目の当たりにすることができて、とてもうれしかったです。本を読んで感動して、作者に会いたいと思う……その思いをすごくひしひしと感じました。やっぱりそういう思いを感じてもらえるような店にしなければいけないと思いましたし、同時に作家さんの強い思いを、お客様に伝えられる店でもありたいと思いました。書店員として、改めて気持ちが引き締まりました。」

サイン会終了後は、名古屋に移動し、名物の名古屋コーチンをいただきました。身がぷりっぷりで大変おいしかったです。明日は津に移動します。精文館書店

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