【新潟・長野・富山編】
○7月15日 新潟サイン会
サイン会ツアー第三弾、後半戦は新潟からスタート!
前日14日に新潟入りした湊さん、向かう新幹線では窓の外に大きな虹が!
端の端まで欠けることのない円形が大変綺麗で、「縁起がいいですね!」と喜ばれていました。
観光の今日は越後のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」へ。
新潟の各酒蔵が作った日本酒を利き酒できるお店で、自動販売機のような「利き酒マシン」にコインをいれてボタンをおすと、おちょこにお酒が注がれるというもの。塩や味噌と一緒に楽しみました。
夜の信濃川も美しく、明日のサイン会への気持ちも高まります!
翌15日の朝には、レオナール・フジタ展を観に新潟県立万代島美術館へ。
美術館が入る朱鷺メッセには、日本海側で随一の高さを誇るという建物もあり、「ばかうけ展望室」からの眺めも素晴らしかったです。
サイン会前の腹ごしらえは新潟名物のへぎそばのお店にて。
福井のソースカツ丼につづき、新潟のタレカツ丼もセットで頂きました。サクサクのお肉と甘ダレがツヤツヤのご飯に合います。
郷土料理の煮物「のっぺ」はこのお店では冷製でひんやり! 箸が進みました。
15時から「萬松堂」様でサイン会。まず店頭のアーケードで湊さんから皆様へご挨拶。
「本のお話をしましょう。せっかくの機会なので小説家に聞いてみたいこと、何でも聞いてください」
首元に巻いているのは観光中に買われた新潟名物「柿の種」柄の手ぬぐい。
暑さ対策に、粋ですね! この日の新潟も天気がよく気温は30度越えでした。
アーケードから特設会場へ移動すると、湊さんの作品がずらり。また『豆の上で眠る』ご購入者の方に「飴の指輪」のプレゼントという企画も!ありがとうございます!
暑い中たくさんの方が並んでくださり、「湊さんの作品全部読んでます!」と本を並べた「証拠写真」を撮ってきてくださった方、
「73歳、初めてのサイン会です!!!」と元気にご挨拶してくださった方、
またドラマ『リバース』のテーマソングをスマホから流しつつ湊さんにたくさん質問をされた方、
「サインをしてもらう本を迷って、主人がプレゼントしてくれた『物語のおわり』を持ってきました」と嬉しそうに話してくださった方も。
そして図書館司書の男性からは「湊さんの作品はいつも人気で、み行の棚はすかすかです!」というご報告が。湊さんも「本好きのお子さんをどんどん増やしてください」とお話されました。
小説を書いているという学生さんには「十代の今、見て、吸収できることはたくさんあります。そして「終わり」と書くまで書ききり、また書いたものを賞に応募し続けることが大事です」とアドバイス。
理系男子という方からの「小説を書く人と書かない人の視点の違いはどこだと思いますか?」という質問に、「たとえば、私も普通の旅行時は興味のあるものだけ思い出として記憶しますが、取材旅行の時は、興味のないものもすべてデータとして吸収しようという気持ちで回りますね」とお答えされる場面も。
そのほか湊さんの初の本格登山が妙高山・火打山であったことから登山の話はもちろん、長岡の花火大会の素晴らしさや、おすすめの日本酒についてのお話もたくさん伺いました。「私にとって時々の楽しみのご褒美コーヒーなんです」と新潟の老舗コーヒーを湊さんに贈って下さった方もいて、「水がおいしいからか新潟はコーヒーが本当においしいですよね!」と湊さんも喜ばれました。
また、「作品に自分の名前も出してほしいです」というご相談もありました。湊さんいわく、「名前は使ってもいいと言われたものは是非使います」とのこと! どの作品に出てくるか楽しみですね。
約3時間半に及ぶサイン会も大盛況のうちに終了。
後日、書店のご担当者から「店頭ご挨拶と100名規模のサイン会は、弊店では実は三十年ぶりの快挙です。休憩なしにお客様おひとりおひとりに声を書ける湊先生の姿は一生忘れません!」と熱いメッセージをいただきました。ご参加の皆様、そして萬松堂の皆様、ありがとうございました!
夜、新潟駅で海鮮の駅弁と笹団子をゲットして長野へ向かいます。
到着後は、長野でおすすめと聞いた馬肉をいただきました。生の肉は力が漲ります!