東海地方サイン会2日めは津の別所書店さん。ホテルでの朝食バイキングの「ひつまぶし」や「きしめん」を堪能し、近鉄に乗って津へ。
津のランドマークといえば「津城跡(お城公園)」ということで、行ってきました。お堀端や庭園をお散歩し、藤堂高虎公の像の前で、はい、ポーズ。
おいしいランチをいただき、サイン会会場の別所書店さんへ。
作家のサイン会は初めてということで、定員100名の予約券は早々になくなったとのこと。「湊かなえという名前は知っていたけれど、本は読んだことがない。今日をきっかけに一冊ずつ全部読みます!」と言ってくださるお客様が何人かいて、とても嬉しかったです。
津のお客様は、みなさん気さくに明るく話しかけてくださる方が多く(県民性ですかね)「津に来てくれてありがとうございます!」「どうして津を選んでくれたのですか?」「ぜひ、また津に来てください!」と口々に言ってくださいました。
※ちなみにこのサイン会は出版社10社合同企画ですが、47都道府県を10のエリアに分けて、それぞれ希望の地域を出し合って担当を決めました。
お客様とのやりとりで印象に残っているのは、受験を終えたばかりの女子学生さん。お母様が代わりに列に並んで、娘さんを待っていてくれたそうです(合格しますように!)。
あと、自分は若い頃、作家を目指していたけれど挫折してしまったので、ぜひ娘には作家になってほしい、というお母様と娘さんにアドバイスをしつつ、最後に「同僚になれたらいいですね!『君の膵臓をたべたい』の住野よるさんはそうなんです。デビュー前に、サイン会に並んでくださっていましたが、いまではベストセラー作家です」という貴重なエピソードを披露されていました。
作家志望ですという学生さんが何人かいましたが、湊さんはその方たちには「とにかく少しずつでも書き続けてください。そして作品ができたら、ぜひ『小説推理新人賞』に応募してください。双葉社さんは、新人作家を大事にしてくれるからおすすめです!」とおっしゃってくださいました。お気遣いありがとうございます(笑)。
豊橋に比べると女性のお客様が多い印象でしたが、年齢層の幅広さはこちらも同じ。入院中にも拘わらず、このために外出許可をもらって来てくださった方も。外は寒かったですが、みなさんの気持ちが温かいハートフルなサイン会でした。
■店長の近藤圭子さんからコメントをいただきました
「作家のサイン会は初めてでしたので、昨年の11月末あたりから商品の手配をし、12月に入ってからはホームページや店頭ポスターの準備をしました。店頭の「湊かなえコーナー」にある告知を見て予約されるお客様が多かったように思います。
サイン会当日は、列の整備をしているスタッフに、嬉しそうに湊さんのお話をしている方が多かったのが印象に残っています。初めてのサイン会で不慣れなことが多くて大変でしたが、お客様の楽しそうな様子を見ていると、三重県でももっと作家さんや本のイベントがあればいいのにな、と思いました。」
*豊橋、津とも、お待ちいただいているお客様には「湊かなえのアナログブログ」が配られ、サイン本とともに、サイン会公式キャラクターのミルとマロンのステッカー&クリアファイルをプレゼントしました。