○7月17日 富山サイン会
三連休の最終日にあたるこの日、「富山には世界一美しいスタバがある」と聞き、湊さんと環水公園内のスターバックスへ。
ガラス張りの店内から見える水辺の風景はどこか異国感もあり、実にフォトジェニック。さすが世界一!
コーヒーと一緒に熱心に写真を撮りつつ、まったりされている先客の皆さんに我々も混ざります。いつのまにか編集担当の一人がいなくなったと思ったら、対岸に向かう橋の上で発見。ついつい夢中になるのもわかる美しさです。
いつまでも過ごせてしまいそうで、家の近くにこんなお店があればと湊さんとお話ししました。
昼食は、富山に来たからには食べてみたい「ブラックラーメン」です。
スープが真っ黒で、ご飯のおかずに食べるための味の濃いラーメンと聞いていたので、おそるおそる食べてみると、口当たりよく出汁のきいた黒醬油が香ばしい!
一緒に頼んだ白エビ系のラーメン共々、湊さんとシェアしておいしくいただきました。
13時、清明堂書店マリエ店様にてサイン会スタート。
第三弾サイン会ツアーの大トリを飾るこちら、2日間で一気に整理券100名分が埋まってしまったそうです!
そして一番乗りは、なんと石川でも一番に並んでくださった方!
もともと富山にお住まいで、滋賀、石川、に続き「ようやく地元で参加できて嬉しいです」とお話してくださいました。
ご夫婦で湊さんの愛読者ながら、「子供の面倒をどちらが見るかじゃんけんして主人に勝ったので、私が来ました」という方、
『絶唱』で出てくるトンガ語の「マーリエ」の発音について尋ねられた方や、
「富山の方言で〝食べとんが″〝なにしとんが″というものがあるので、トンガは親しみ深いです」という楽しいお話をしてくださった母娘の方も。
現在9か月という妊婦さんからは「お腹を触ってください」と頼まれて、「本好きになれ~」と念を込める湊さん。「私の時はするっと、普通の倍の速さで出てきたといわれましたので安産間違いなしです! 今度はお子さんと一緒に来てくださいね」とも励まされていました。
「白エビを食べましたか?」という質問には、「テレビの特集で見て食べたいなと思い、実は先に『リバース』に登場させていたのですが、ようやく昨日食べられました!」と報告され、
また湊さんの因島にあるご実家に、昔から「富山の置き薬」を届けてくれている老舗の配置薬店の方もいらして下さいました。
そして「富山新聞連載中の『ブロードキャスト』を毎日読んでいて、コピーを章ごとに束ねてとってあるんです」と大事に持ってきてくださった方に湊さんも感激。「神戸新聞では横長の枠で掲載されているので、縦長誌面が新鮮です」ともお話されていました。
サイン会最後の方はお子さん連れのご家族。「子育て中の私に励ましの言葉をください!」というリクエストに、「子供がいると人生100倍楽しめます!」と答えた湊さん。最後お子さんがバイバイと小さな手を振ってくれました。
約3時間半のサイン会、無事終了いたしました。ご参加の皆様、清明堂書店マリエ店の皆様、ありがとうございました。最後に会場をお借りした、今年30周年のショッピングセンター「マリエとやま」の皆様にもサインを書かせていただきました。
解散前に、湊さんと駅で乾杯。
実はこのツアー中、愛猫マロンちゃんのブローチの他、つけてくださっていたのは『豆の上で眠る』に因んだえんどう豆のネックレスです。
以上、サイン会第三弾もすべて終了です。
終わってみるとあっという間で、しかし濃密な5日間でした。
前後は大荒れの天気の中、どの県でもサイン会中は天候に恵まれ、雨に降られることなく開催できました。金沢や福井では「この時期に一日晴れているのは珍しい」と書店の方も驚くほど。
また、愛知や三重、関西での開催から続いての今回は、移動時間も大幅に増え、全国行脚という感じが一層際立っていました。
湊さんも「これまでの2回は馴染みの地元といった地域での開催で、今回からがいよいよ地方に伺うという気持ちが強く、どうなるだろうと思っていましたが、読者の皆さんとじっくりお話ができて嬉しかったです」とのご感想もいただきました。
実際、今回開催した5県共にあっというまに100名の定員が埋まり、また当日お越しいただいた方もほぼ100%の大盛況でした。
常々「私の味方は読者の皆さんです」と話す湊さんだからこそ、こうした読者の方と直接触れ合える機会に全身全霊で臨まれ、また逆にたくさんのパワーを読者の方から得られているのを間近で感じました。大切な十年の節目のサイン会ツアーに、ご一緒出来たこと、我々も嬉しく思います!
改めまして、ご協力いただいた書店の皆様、お待ちいただいた読者の皆様、そして湊さん、ありがとうございました!
次回第四弾も楽しみです!